二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: ボーカロイドのなく頃に ( No.3 )
日時: 2010/12/04 18:14
名前: 銀咲 (ID: yeXFGmca)

3話

「え〜っと」

「レンちゃんって呼べばいいのかな?かな?」

レナは首をかしげる。

「僕は男だよっ」

レンが涙目で必死に訴える。

「ちょっと、レンさん。語尾ににゃーをつけるのを忘れていますわ!」

「ふえっ!?」

沙都子がニヤニヤしながらレンにそう言った時。

ガラッ

勢いよく扉が開けられて、入ってきたのは…

「いやぁ遅れてゴメンねー」

「皆は何をしていたのかな」

「黙ってカイト」

メイコとカイトとルカだった。

そして、三人はレンを見て言葉をつまらせる。

「メ、メイコ姉ぇさn…」

「「「間違えました」」」

ピシャッ

三人はレンの言葉を途中で止め、扉を閉めてどこかへ行ってしまった。

「………」

部屋には沈黙の風がふく。

—————

「メイコとカイトとルカはどっか行っちゃったけど…どうする?」

「そうですわね…」

沙都子が片手を顎に当て考え込む。

「…じゃあさ、レン君に罰ゲームの続きしてもらったらどうかな?」

レナが言った。

数秒ほど皆固まったが、

「名案ですわーーっ!!」

「「ええっ!?」」

リン&レンが驚いた。

「そうと決まったら即実行ぉー!!」

沙都子の目がギラリと光る。

「それではレンさん、この猫耳と尻尾を付けてくださる?」

「そんなぁ!」

「嫌とは言わせませんわよ。ミクさん!リンさん!」

指をパチン!とならすとレンの背後に一瞬でミクとリンは移動した。

「さぁレン…これを付けなさい…」

「ゴメンレン、黙って言う事聞いてね」

「リンまでぇ!?」

「…可哀想に」

俺は一人ポツンとつぶやいた。

「何か言いましたかしら圭一さん…?」

沙都子がこっちを向いた。

「い、いえ何も…」

聞こえていたとは…さすが沙都子。

「ヘールプぅぅぅぅ!!」

レンの声が響き渡った………