二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 【イナイレ】炎と氷と心と体のアンバランス ( No.17 )
日時: 2010/12/05 17:52
名前: ユキナ (ID: 5FEzjtUd)
参照: http://www.youtube.com/watch?v

〜〜〜〜〜〜〜〜
(風介目線)

風「はぁぁぁ・・」

ヒ「?どうしたんだい?そんな重苦しいため息をついて。」

風「どうしたんだい?じゃないだろう。ここはどこなんだ!?それ以前に私達は帰れるのか!」

晴「わからん!」

風「お前はハッキリ言うな!」

ヒ「テキトウに行けば帰れるよ☆それより、広い場所みつけたよ。あそこでサッカーやろう!」

風「はぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ・・・・」

さっきより明らかに長いため息をついてやった。

ほんと、どこまでも気楽なヤツだな。

     〜

晴「あっ!」

サッカーをやっていると、ボールが跳ね上がり、山のほうへ行ってしまった。

風「・・・・・」

晴「探しに行くか?」

ヒ「あたりまえ。」

風「誰が?」

晴「・・・みんな・・?」

ヒ「じゃあ見つかったらお弁当で!」

      〜

というわけで今サッカーボールを探している。

こんな広い山のなかを探すなんて・・弁当は当分お預けだろう・・。


風「まったく見つかるわけ・・・・・・・・・あった!」


サッカーボールを拾い上げる。

風「・・・・・・」

さぁて、ここからさっきの場所へどう戻る?


いわゆる、・・迷子というやつになった・・。

風「迷った・・。」

と言い捨てた。

やっぱりくるんじゃなかった。



いまさら後悔してももう遅い。

あてもなくひたすら歩いた。

    〜

「♪〜」

しばらくすると、きれいな歌声が聞こえてきた。

でもその歌声はすごく、切なかった。

・・・ではなくて、誰かいるんなら帰り道を聞いたほうが早い。

その歌声をたどっていった。




・・・いた。

草木に隠れて、よくその姿が見えない。


やがて、はっきりしてきた。


風「ぁ、////」

歌っている少女だった。

その姿は、とてもきれいだった。

その歌にあわせて、草が、木が、森が、歌っているような気がした。


ずっと、聴いていたかった。


晴「(小声)風介っ。」

風「(小声)晴矢!?」

びっくりした。

でも、一人見つかってよかった。

晴「なぁ、ヒロトは?」

風「知らない。」

ヒ「(小声)僕ならここにいるよ☆」

みんなそろった。

ヒ「風介、ボール見つかったんだね。」

風「あぁ。」

晴「ソレよりこの歌きれいだな。」

それは、この少女のおかげかもしれない。


すごく、切ない歌。

もう1度思う。

風「・・・」

     〜

歌が終わった。

ソレと同時に、今までにない強い風が吹いた。

その瞬間、

手がすべって、ボールを落としてしまった。

風「あ。」



ガサッ


「誰!?」

少女は言った。


    〜

晴「で、なんで俺ら逃げてんの!?」

風「私に聞くな!」

ヒ「ていうか、何で逃げる必要があるの!?」

風「だから、聞くなといっているだろう!」

今、駆け足で山道を下っている。

もはや、これは山道ではない。

少女は追って来ようとはしなかった。

が、なぜか私達は逃げているのだ。

   〜

晴「はぁ・・はぁ・・」

風「・・・もとの、場所だ・・。」

ヒ「なんだかんだでよかったね☆」

『よかったね☆』ではない!

というか、この2人も迷っていたのか?

晴「昼飯だぁー!」

ヒ「お弁当っ♪」

いろいろ言いたいことなどはあったが、今は弁当だ。



ヒ「そういえば風介。ボールは?」

風「あ・・・。」

忘れていた。