二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 【イナイレ】炎と氷と心と体のアンバランス 夏休み編スタート! ( No.380 )
日時: 2011/01/06 21:52
名前: ユキナ (ID: 5FEzjtUd)
参照: http://www.youtube.com/watch?v


       *東京と言う名の国*



カ「・・・・・・・・あの、」



まだここから出るわけには行かない。

外に出れば、あの雨だし、

リリアが見つかるまでなんとかここにいたいものだ。


だから彼らを引き止めた。


時間稼ぎだ。







         〜

少し話し合った結果、

腕の傷を治療してもらえることになり、

ここにとどまる代わりに、働くことになった。











       〜

まだ、雨が降っている・・。




私達は今、階段を上っている途中・・入り口のとこに比べ、階段も壊れてないし、結構整っている方だと思う・・・・・・。



「にしても君たちよく見れば子供だね!背も僕と同じくらいだっ!」

と子供が言う。


なんか、おまえには言われたくない。

って感じ。

カ「・・・」


しばらく歩いていると、布のカーテンが見えてきた。


そこをくぐると・・



「あ、草薙(くさなぎ)!!おかえりなさい!」

と子供(二名)

「おう」

草薙と呼ばれた人物が返事をした。



「またぁ、誰か来たようだけど・・」


と、おじいさんがいう。


「大丈夫ですよ」

「うん!へいきだった」



「怪我とかしてない?」

「それも大丈夫だ^^」



私たちが真ん中を通ると、みんな明るい顔をした。

このフードの人たちは、親しまれているらしい。



この部屋は、結構の人数の人がいた。








〜別の部屋にて〜



そこには、ベットで寝ている女の人と、

ベットに座っている男の人と、

ベットに座っている男の人の足を包帯で巻いている金髪の男の人と、

そばに立っている背の高い男の人と、

ベットに座っている人の肩に乗っている・・・・・ぬいぐるみ・・?

がいた。


そうか、人間四人と突然変異主一匹ってこの人たちのことだったのか。



「あ、新しい人ですか・・?」

ベットに座っている男の人が聞いた。

「ああ。こいつらも、おまえたちと同じようなもんだがな」

草薙と言う人物が答える。



・・・こいつら呼ばわりされた・・・


カ「・・・」







       〜


治療してもらいながら話を聞くと、この人たちは、異世界を旅しているそうだ。

で、名前が・・



ベットで寝ている女の人=サクラ(さくらのオリキャラではないよ)

ベットに座っている男の人=小狼(しゃおらん)

金髪の男の人=ファイ(名前長いので省略したものです)

そばに立っている背の高い男の人=黒鋼(くろがね)

突然変異主のぬいぐるみ=モコナ=ソエル=モドキ




らしい・・・。




一応私たちも自己紹介したのであった。





       〜

「・・酸性雨が降り続くようになって十五年・・川、池、湖。地上にある水は飲み水としては使えねぇ」

「濾過できる建物も、雨にやられて、まともに動かないしね。」


モコナ「じゃあ、十五年間どうしてたの?」


・・・しゃべったよ・・。

このぬいぐるみ・・・・・。



なるほど、だから突然変異主ね・・




「この東京には、もともと地下水脈があったんだよ。」


風「・・(ここって東京だったのか!?)」


「といっても、建物だけじゃない。地面でさえ酸性雨は腐食させる。地下にあるといっても、覆うものがなければ地上の水と一緒だ。」


小狼「でも、この建物は他に比べて、ほとんど崩れていないような気がします」

「だからこの地下にある水が貴重なんじゃない。あと、タワーね」

と、ここでまたあの子供・・。


風「・・・・タワー・・?(東京タワー・・?)」


「もう一ヶ所あるんだよ。水が残っているところが」


「うちはそこと争っている。ま、あと2ヶ所しかないんだから当たり前なんだけどね」

子供が突然変異主(ホントはちがいます)・・モコナをいじりながら言った。

「もう少し前には、他の建物も崩れきっていなかったんだが・・いまではこの『都庁』と『タワー』だけだね。十五年前とほとんど変わらないのは・・」

カ「(ボソッ)・・・この建物、都庁っていうのか・・・・」

モコナ「じゃあ、この国ではお水は本当に大事なものなんだね」

「国って言っても、もうこの東京23区あたりしか、人は残っていないだろう?」

と、こんどは今度はモコナを手の上に乗せながら言った子供・・。

モコナ「?」

「まぁ、言うなればここは、『東京』って国なのかもしれないね」


カ「東京という・・・国・・」