二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 【イナイレ】炎と氷と心と体のアンバランス ( No.48 )
- 日時: 2010/12/09 21:54
- 名前: ユキナ (ID: 5FEzjtUd)
- 参照: http://www.youtube.com/watch?v
授業後、生徒たちはもう帰ったころ・・・
一つの教室で、痛々しい音が響き渡った。
ガッ ガッ
と。
〜
私は、女子二人に腕をしっかり掴まれていた。
そして、おもいっきり顔を蹴り飛ばされている。
赤「あっはははははは・・」
その笑い声は、悪魔のように怪しげに響いた。
カ「・・・・・」
〜
あれから、何分たっただろうか・・・。
いいかげん疲れた。
それでもなお、ぐったりとした顔を持ち上げた。
赤「なによ・・私は!アンタのそういうところがきらいなのよっ!!!」
ガァッ!
今までで一番強くやられた。
カ「・・・・」
私は喋らない。
無表情のままたえていた。
ここで弱音を吐いたら、
負けだ。
そのときだ、廊下から走ってくる足音が聞こえてきた。
女子「ヤバイっ!誰か来た!」
赤「チッ 早く教室から出るよ!」
・・・行ってしまった。
カ「・・・・・・っ」
顔がボロボロだな。きっと・・・。
疲れた。
はやく・・・・かえ・・ろ・・・・ぅ・・
バタッ
少し休んでからね・・
〜
ガラッ!
いきおいよくドアが開いた。
入ってきたのは、赤い髪の少年。
晴「いっけねー・・宿題のプリント!!」
そのまま後へ歩いてくる。
晴「・・っと、あった!」
ここでようやく誰かが倒れていることに気づいた。
晴「ん?・・・・・あぁ!!!風介の隣の席のヤツ!!」
何で倒れてるんだ!?とでかい声でいう。
晴「ぉ・・おい!大丈夫か・・?」
体をゆする。
カ「・・・ぅ・・・・」
〜
私は、頭をおさえながら起き上がった。
晴「・・!お前、ボロボロじゃねーか!どうしたんだ!?」
カ「っ!?」
差し伸べた手を振り払い、サッと荷物をまとめて窓の方へ走った。
晴「お、おい!ここ、3階だぜ!?落ちたら死・・・ぬ・・・・」
そんな言葉に耳を向けず、窓から飛び降りた。
トン
軽い音を立てて着地した。