二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 【イナイレ】炎と氷と心と体のアンバランス 夏休み編スタート! ( No.495 )
日時: 2011/01/09 21:50
名前: ユキナ (ID: uepMa0k9)
参照: http://www.youtube.com/watch?v


      *目覚めた小狼*




〜とある世界にて〜


「めきょっ!」


と、目を大きくさせたのは

モコナ=ラーグ=モドキ。

モコナ=ソエル=モドキとは色違いのモコナである。


ちなみにラーグは黒色。

ソエルは白色だ。



「・・・・目覚めた・・・・・」


空を見上げながら、そう、つぶやいた。

黒く長い髪の女性。











〜???にて〜





水の中で、静かに目を閉じている少年がいた。




片目には、黒い眼帯。


黒い服にの真ん中には、変な紋章がある。


腕には、不思議な模様がはいっていた。



水も少年も、ガラスの囲いの中にあった。

そのガラスの周りには、赤い文字のようなものが渦巻いていた。


まるで、その少年を閉じ込めているかのように。

・・いや、封印しているかのように。








ピクッ


と、突然手が動く。




少年は、腕をまっすぐにして、ガラスに手をかざした。





すると、・・・・




ガラスの周りにあった、文字が、シュゥゥ・・と、消えていった。


そして、


ピキッ、

とガラスにひびが入る・・・・。




ガッシャーン



ガラスが完全に割れた。


トン・・・・・



地面に着地した。




その顔、その姿はまさに、小狼そのものだった。



「・・・小狼・・・・」


少年は、そう


つぶやいた。








〜『東京』のとある場所にて〜



ブクッ

ブクッ

ブクブク・・・



サクラ「あなたは、どうして此処にいるの?——」


少女は言う。






————眠っているんだ。でも、君は目を覚まして・・————


サクラ「だ・・め・・・目が・・開かない・・・」



糸にくるまれた丸い何かは、大きな渦をはなった。


そして、その渦で、少女を包み込む。


————目を覚まして・・君の大切な人が————





言葉はそこで切れた。





〜都庁の部屋にて〜



サクラの手が、タオルケットをキュッとつかんだ。



黒鋼「・・・・・ん?」


それに黒鋼が気づいた。


黒鋼「・・おい、姫、姫っ!」

いくらゆすっても、サクラは起きなかった。



手を、サクラの顔の前にかざしてみた。


黒鋼「!!・・・息・・、してねぇぞ・・・・」








〜カノンたちのいるところにて〜


モコナ「めきょっ!」


モコナの目が、大きくなった。


そして、普通に戻る。


モコナ「羽の気配、強くなった!」

小狼の肩の上でいう。



羽・・・?


気配・・・・?



小狼「どこからかわかったのか!モコナ!!」

モコナ「・・・やっぱり、サクラたちがいる建物の下だよ!」



サクラたちがいる建物の下・・・・・?



ってことは、


風「・・・・・地下・・・(超小声)」


そう、地下だ。


小狼「あの下に・・・・・」



その時だ。


矢を、向けられた小狼。


小狼・モコナ「!!」



矢を向けたのはほかでもない。


神威だ。




すると、ファイが小狼をかばうように神威の前に立ちはだかった。


小狼「!!ファイさん!」

モコナ「小狼が探してるのはお水じゃないの!!サクラの大事なものなの!!」

神威「・・サクラ・・?」


小狼が真剣な顔をして言う。


小狼「大切な人の、大切なものです」