二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 紫霧の夢【銀魂】 **00&01up** ( No.8 )
日時: 2010/12/27 11:01
名前: 柚麻 ◆FM6wH6iHYo (ID: 9nquTbLL)



 **02 ——仲間入り…だとさ—— **



 「定春の下敷きになってた!?どうしたらそんな……」




 「定春ジャンプした拍子に潰しちゃったぼいネ。まったく、最近の子は周りを見ないから…」




 「てゆーか…それ間接的に神楽ちゃん達が悪いじゃん…」





 意識が戻った時に最初に聞こえたものは





 騒々しい子供達の声だった……





 まさか…天国じゃねぇだろうな……





 「う…せぇ…な!!」





 「ぶほぉっ!!」





 勢いよく起き上がった瞬間、誰かの頭と俺の頭がぶつかった





 俺は平気だったけど、相手は相当痛そうだ…






 「あーー…わりぃ、メガネ」





 「いや、謝る気ないでしょ!?見ず知らずの人をメガネって!」






 「はいはい、ごめんって(棒読み)」





 「ひでぇ!!」





 なんか涙目になってるからやめよう






 うん、かわいそうだし…





 「目が覚めたアルか?良かったネ!!」





 入れ替わりで顔を覗かせたのは中国人風な女の子





 「あぁ、ありがとう。てか…俺たしか巨大な犬に轢かれて…」






 「その犬私のペットネ。散歩中にお前轢いてしまったアル。だから家につれて帰って手当てしてあげたネ」






 「あれがペット…!?」






 江戸は本当に変わっちまったな…おい…;






 「あー、とりあえずありがとう。えっと…?」






 「私は神楽言うアル!よろしくネ!」





 「僕は…「こいつはダメガネ言うアル」違うわ!!……ゴホン、僕は志村新八と言います」






 「新八に神楽…な、よろしく。俺は紫煽ってんだ、よろしくな!」






 よろしくと二人が挨拶を返してくれた






 人と話すのも…久しぶりだな…






 「そういや…家って言ってたが、お前ら二人暮しか?」






 「違いますよ。ここは『よろず屋銀ちゃん』って言うお店で、主はいま出掛けてるんです」







 よろず屋…銀ちゃん…?






 聞いたこと…あるような…







 うーんと頭を悩ませていると、ガラっと店のドアが開き人が入ってきた






 それは…俺の良く知っている顔で…






 「はーい。銀さんただいま帰りましたよっと……!?」







 銀髪の髪…けだるそうな声…





 感じは変わってしまったが…






 今も残る…戦争時の…






 ———————残像……






 「…紫煽!?」





 「銀時…!!」






 まさしくこいつは






 白夜叉…いや…





 坂田銀時だった…