二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: ポケモン right and darkness story ( No.20 )
- 日時: 2010/12/31 13:04
- 名前: のーむ (ID: YnXlFcJ5)
第四話 ダークオーラを纏いしポケモン
「オノノクス、ドラゴンクロー…」
オノノクスがモジャンボを鋭い爪で切り裂いた。モジャンボはその衝撃で蔓の鞭を緩めてしまう。そのおかげで、文奈は蔓から脱する事ができた。
文奈は少年に駆け寄り、
「あ、あの…、助けてくれてありがとう…。」
だが少年は、
「…オノノクス、龍の波動…」
文奈の呼びかけに答える事無く、オノノクスに指示を飛ばす。
オノノクスは口から強力な波動を発射し、モジャンボを倒した。
「くっ…こうなったら致し方ない。本部より支給された『アレ』を使うか…。」
黒服はモジャンボを戻しながらそんな事をつぶやき、次のポケモンを出そうと構えた。
そして黒服が懐から出したモンスターボールは漆黒に染まっていた。
「な、何?あのモンスターボール…。見たこと無い色だわ…。」
「さあ行け!シンボラー!!」
黒服が出したポケモンはシンボラーだった。
「!」
その瞬間、文奈は驚愕した。まるで変なものでも見たかのように。
「…君にも見えたか…」
オノノクスを連れた少年は文奈にそう言って、戦闘態勢に入った。
文奈が見たもの、それは…
シンボラーから吹き出ていた、黒いオーラだったのだ。
「!このガキ共、ゴーグルを付けてない状態で『ダークオーラ』が見えるのかよ!」
黒服は驚いたがすぐに、
「…くっくっく…。なるほどなぁ。だから組織は貴様を危険視してたんだなぁ。そしてその反応を見る限り、そこの少年もダークオーラが見えてるようだし…。この際纏めて捕まえてやらあ!!!!シンボラー、ダークラッシュ!!」
すぐに状況を理解し、シンボラーに指示を出す。
シンボラーはダークオーラを纏い、オノノクスに突進をした。
「受け止めろ…」
オノノクスはシンボラーを押さえつけたものの、まるで効果は抜群の様なダメージがオノノクスを襲っていた。
そのあまりの威力に、オノノクスは膝をついてしまった。
「止めだ!シンボラー、ダークスラッシュ!」
シンボラーがカッター状のダークオーラをオノノクス目掛けて打ち出そうとしていた。
これをくらえば、間違いなくオノノクスはただでは済まない。
だが、
「バクフーン、火炎放射!」
突然森からジャンプしてきたバクフーンがシンボラー目掛けて炎を吐き出した。
不意をつかれ、直撃をくらってしまったシンボラーはそのまま戦闘不能になってしまった。
「なっ…なにぃ!?」
「今の声…もしかして!」
驚く黒服と、まるで恐怖が無くなったかのような顔をした子供たち。
そして、
「大丈夫か、文奈!」
文奈が今、もっとも会いたかった人が現れたのだった。
の「第4話を読んでくださりありがとうございます!」
零「今回は妙なポケモンが出てきてたな…。」
の「まあ知ってる人もいるだろうけれど、それについては、また次回ね!」
零「んじゃあお約束の…(黒笑)」
の「へ?」
零「メガトンキック!!!!」
の「な、なんでえええええええええええええええ!!!!!!」
零「ふう。では次回もよろしくな!」