二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: ポケモン right and darkness story ( No.88 )
- 日時: 2011/01/13 23:22
- 名前: のーむ (ID: YnXlFcJ5)
第13話 シャドー幹部、黒斗!
零達はヨシノシティのありとあらゆる所を調べて回っていた。だが、
「今の所、手がかりはゼロだな…。」
「そうね…。後残っているのは…。」
「…ポケモンセンター、か。」
何も掴めてない様で、一行はそのままポケモンセンターへと足を運ぶのだった。
「やっぱり誰もいない…。」
ポケモンセンターに着いた3人だが、ロビーにはやはり誰もいなかった。
「こりゃいよいよやばい事になってきたな…。」
零は少しシリアスな雰囲気。と、そこへ、
「まだそうと決まったわけではないわよ。」
「!恵那さん!」
上空からの観察を終えて戻ってきたらしい恵那がそうたしなめた。
「…だが、こんなことができる奴らといったら、今はシャドーしか考えられない…。」
「まあとにかく、ここも誰かいないか探しましょう?」
「そうだな。ここなら誰かいるかもしれない。」
「そうね、行きましょう。」
「わかった。」
そう言って4人はポケモンセンターの奥へと進んでいった。
ポケモンセンター内を見て回っている4人。今の所めぼしい物は見つかっていないようだ。
そして最後に回った部屋、台所で、
「!こいつはますます怪しいな…。」
「…同感だな。」
「一体何がどうなって…?」
「これはもっと調べる必要がありそうね…。」
4人は重要な手掛かりを見つけた。それは…ガスコンロの火が付けっぱなしのまま放置されていたのだ。しかも、やかんがその上に置いてあり、プシューと音を立てていた。
「これは…本当にどうなってるの?」
文奈がガスコンロの火を止めながら3人にそう聞いた。
「知ってたらこんな苦労はしないだろ?。だが、これで一つ分かったことがあるな。」
「ええ。この街の住人はごく最近に失踪している。それも…。」
「…二日三日前ではなく、今日一日でということになるな…。」
零、烈、恵那の三人は冷静に状況を判断していた。と、その時、
「ご名答。よくわかったね。」
「まあ、あれだけやったんだ。分かって当然だな。」
「「「「!?」」」」
後ろから2人分の少年の声が聞こえたのだ。しかもその内の1つは聞き覚えのある声だった。
「その声…真紅か…!」
零は後ろを睨み付ける。
「覚えててくれたなんて光栄だね。」
真紅はそれにまったく動じずに答えている。
「…おまけに仲間まで連れてきたか…。」
「ふん。お前のような弱者なんぞに興味は無いがな。」
真紅の隣にいる少年は零以外の人間には興味が無いようだった。
「…何?」
少年のその反応に烈もイラッときたようだ。
「俺は榛影黒斗。こいつと同じシャドーの幹部だ。おい真紅、もう帰還しないと、あとで他の連中がうるさいぞ?」
「分かってる。じゃそういう事でさよならー。」
二人はそう言って走っていった。
「逃がすか!追うぞ!」
零はすぐにその後を追い、烈と恵那もそれに続く。
「ちょっと待ってえ〜!」
文奈は相変わらず遅れて追っていた。
4人がたどり着いた先は外のバトルフィールドだった。そしてそこには、
「しつこいね…。」
「ったく、ストーカーにもほどがあるってんだよ。」
愚痴っているシャドー幹部の二人がいた。
「この町の人達をどこへやったのかしら?」
恵那が真紅に向かってそう聞いたが、
「それはまだ教えられないよ。」
真紅はおちゃらけた風に流した。
「ふざけてないで、行くぞ真紅。」
黒斗は少々呆れた風に言った。
「そうだね。じゃ、みなさん御機嫌ようー。」
そう言って逃げようとした瞬間、
パシャッ!!!!!
カメラのシャッター音が響いた。
「なっ!?」
「あれは…?。」
突然の出来事に幹部二人も驚いているようだった。
そしてカメラのシャッターを押していたのは、
「あら、ごめんなさいね。私一応新聞記者なので、特ダネやスクープは見逃せないの。」
「恵那さん!」
恵那だった。そして、
パシャパシャパシャッ!!!
連続でシャッターを押していた。
「ちっ!やめろ!」
黒斗はやめさせようとしたが、
「おっと、動かないで下さいね。さもなければこの写真、世界中にばら撒いちゃいますから☆」
恵那のそんな一言で止まってしまった。
「さ、諦めて潔くお縄に着いて下さいね。」
恵那は黒い笑顔でそう言った。
「ふざけるのもいい加減にしろよ。そんなの痛くも痒くも…!」
黒斗が尚も反抗しようとするが、それを止めたのはなんと真紅だった。
「…わかったよ。ただ、最後に取引といこうじゃないか。」
「取引…ですって?」
恵那はいぶかしげに言った。
「そそ。これから僕らとポケモンバトルで勝負するんだよ。もし君達が勝ったら、どうして町の連中が消えたのか教えてあげるよ。」
真紅は諦めた風に言った。
「何を企んでいる?」
「何も企んでなんていないさ。ただ、最後に一回君達とバトルがしたくなっただけさ。」
真紅は零にそう言って、
「さ、どうする?僕達に勝てば情報ゲット。こんなうまい話は無いと思うんだけど?」
「「「「…。」」」」
4人は黙り込み、そして、
「…いいだろう。やってやるよ。」
零が名乗りを上げた。さらに、
「私もやる!」
文奈も名乗り出た。
「そうこなくっちゃ。じゃあ僕は海鳴文奈を担当するから、黒斗はチャンピオン様を頼むね?」
「わかった。強い奴とやれれば、俺も文句はないからな…。」
二人も同意し、
「さ、楽しい時間の始まりだ!」
零&文奈vs真紅&黒斗のバトルが幕を開ける…!
の「第13話を読んでくださりありがとうございます!」
零「4日ぶりの投稿か…。なにがあった?」
の「ちょっといろいろねー。とりあえず他の皆さん、更新遅れて大変申し訳ありません!」
零「お詫びとして作者が星になるそうです。」
の「はい!よろこんで…ってオイ!」
零「飛んでけー!」
どがっ!!!!!!
の「ぎゃあああああああああああ!!!!!!!!!!!!!」
零「ふう。ではまた次回!」