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奇跡の第１話！

１話　ルビー・フロージュ

王牙学園の廊下を軍靴を鳴らしながら歩いている少女がいた。

ピンク色の髪を靡かせ、ルビーの様に輝く目を持つ少女。


彼女の名はルビー・フロージュ。


王牙学園ではバタップと同じ位の実力を持つ、天才少女なのだ。

少女の威圧感と鋭い目に生徒達は怯え、道をあける。


彼女は王牙学園の生徒から『血のルビー』と呼ばれている。


残酷な性格からそう呼ばれているのだ。

無感情な彼女は何事にも動じない。

こうなったのはヒビキ提督の教えだ。


「感情は未来のトップに立つ時に邪魔なもの。感情があるせいで、子供達はサッカーは楽しい物と思い、サッカーに囚われ、弱体化が進むのだ。」


そう言われ、彼女は強くなるために感情を殺した。

昔の彼女はこんな性格ではなかった。

父親の影響でただサッカーが大好きだった。


もう、今の彼女にはサッカーの楽しさなどは消えている。



１話終わり

変な終わり方。