二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: イナイレ〜血に染まった十字架〜コメ下さい! ( No.18 )
日時: 2011/01/15 18:55
名前: MiNi (ID: AHLqKRWO)
参照: http://www.youtube.com/watch?v

帰宅なうw

更新!


7話 サッカー



サッカーの練習が続き、オーガは日々強くなった。

だが不満はある。

それはバタップが隊長だから。

その事でバウゼン教官に言う所だ。


王牙学園の廊下は長い。

薄暗い廊下を歩いてると、後ろに人の気配を感じた。


「誰だ。」


そう言うと、深い緑色の長い髪が見えた。

藍色の目をした、大人しそうな少女、リン・スーラン。

中国と日本のハーフの少女だ。


「ルビー、チーム・オーガって何?最近闘技場でサッカーやってるけど・・・。」


リンの声が静かな廊下に響く。

彼女は私の幼馴染。

だが王牙学園に入学してから話さなくなった。


「お前には関係無い。どうして知ってる。」

「ルビーと知らない人達がそう話してたから。」


盗み聞きか。


「サッカーは、ルビーにとってお父さんとの絆じゃなかったの?」

「何故お前に言われなきゃいけない!」

「!」


あいつらは私を置いて死んだんだ。

今更何なんだ。


「こんな事すると、お父さんが悲しむよ!」

「黙れ!!お前に何が分かるんだ!」


リンの胸ぐらを掴み、1本の指をリンの目の前で止める。


「これは極秘任務だ。いいか、誰かに話したらお前を許さない。」


そう、この計画は極秘。

バタップから誰にも話すなと言われたのだ。


「いいか、くれぐれも情報を洩らすなよ。」


リンを放し、何事もなかったかのようにまた歩き出す。

歩くごとにルビーの軍靴が廊下に鳴る。


「ルビー、あのルビーはどこに行っちゃったの?」


リンの声は聞こえなかったのか、ルビーは振り向かなかった。

そしてルビーはバウゼン教官の部屋へと向かう。

その後ろ姿はあの残酷なルビーではなく、どこか弱々しく感じた。



7話終わり

何だろ?