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二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 少年陰陽師*双月恋妖絵巻* ( No.83 )
- 日時: 2011/04/25 14:21
- 名前: 翡翠 (ID: sH2xenM.)
〜緤菜〜
妻戸から姿を現したもっくんにぎくりと身を竦ませた。
「…も、もっくん…」
心音が五月蝿いくらい鳴っているのを自覚しながら、小さく呟いた。
うぅ…もっくんが怖い!
そんな私の態度に麗菜は呆然としている。
麗菜に助けを求めようと、声をかけ様としたときだった。
「麗菜」
静かな怒気を含んだ低い声が麗菜の名を呼んだ。
その声を聞いた瞬間、麗菜は身を竦ませた。
声の持ち主は青い神将…青龍だった。
私と麗菜は二人に板ばさみにされてしまって、硬直した。
そんな、私達のやり取りを見守っていた晴明は思うのだ。
さて、はて、この状況を如何したものか、と。
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