二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 【イナイレ】心と体のアンバランス2 ツバサクロとコラボ! ( No.338 )
- 日時: 2011/01/27 00:26
- 名前: ユキナ ◆jSzUFJdXHo (ID: 5FEzjtUd)
- 参照: http://www.youtube.com/watch?v=BROeBw-TMTs&NR=1
*始めに・・かなりグダグダです・・。あと、もしかしなくてもキャラが崩壊してるカモ・・
この短編はスルーOKです。
〜短編〜
*明日はきっと晴れるから・・・・*
———気持ちは変わる
——好きでも
嫌いに——
・・・だったら、
嫌いが好きになることもあるの?———
「好き、に」
小さな部屋にそっと響く言葉は、普段より大きく聞こえた。
小窓の網戸ごしに眺める夜空・・。
今日はなんだか星が少なかった。
今は、なんだか胸がいたい・・・・。
・・・どうしてなのかは分からない。
「スゥ・・」と小さく息を吸う。
——歌いたい・・。何故だろう・・・・。でも、歌ったら何か分かるような気がして・・・・・——
そんな思いを抱きながら、私はふたたび口を開く。
ピアノの音楽にあわせ、小さな歌声が響く。
〜
「はぁ・・、やっと家に着きました!!」
と、どこかへ出かけていたらしい少女は言った。
ふと、家のワンルームから音楽がながれてくるのに気づいた。
「・・・綺麗な歌です・・。でも・・、なんだかせつないですね」
コンコン。とドアをノックした少女。
「・・姫様・・入りますよ?」
歌がやんだ。
「・・ん。・・リリアか・・」
「どうしたんですか?雨、降ってるのに・・。窓、開いてますし・・」
「雨?」
さっきまで降っていなかったのに、いつの間に・・。
「気づかないくらい歌ってたんですか?珍しいですね・・」
「うん・・・・」
と苦笑い。
「・・失礼します」
そういって、少女・・リリアは私の頭の上にそっと手を置いた。
「言いたくなかったら言わなくていいです。でも、言いたくなったらいつでも言ってください・・・・。歌は、時に人の心を表すんですよ?」
「リリア・・・・」
今の言葉は、とても優しく聞こえた。
とても温かく感じた。
「・・・ありがとう・・。」
「いえ。」
と一言。
リリアは、部屋から出た。
「・・・・・・っ」
何かが頬をつたう感触・・。
そう、涙だ。
あとからあとから流れてくる涙は、石となり、私の周りに転がった。
私は、なんで泣いているの?
リリアが玄関前の廊下を通りかかったところ・・、
「・・あ。来てたんですね・・」
玄関に立っていたのは、二人の男の子。
「来てたんですね・・。って、呼んだのはそっちじゃねーか」
「気づかなかっただけですっ!声をかけてくださらないからです!!・・・・・・そういえば、もう一人がいませんね」
「あぁ、あいつなら留守だ。そのうち帰ってくると思うが・・。で、なんで私たちを呼んだ?」
「それはですねー。・・、なんとなくです!」
「な!?」
「嘘です。あ、ここで立ち話もなんですので、リビングへ行きましょう」
・・・・・・・・
「あー・・、つまり、晩飯を作りすぎたから俺たちを呼んだ。と?」
「はい、そうなんですよ〜。なんか最近、h・・小原さんがボーってしてて・・夕食を作るとき分量を入れ間違えたとか・・」
「あいつが私たちを呼んだのか?」
「いえ、違います。呼んだのは私です。小原さんがあなた方を此処へ呼ぶわけないじゃないですか」
「「・・・(一理ある・・」」
「・・あ、そうだ。どちらかいつも一緒にいるもう一人の方呼んで来て下さいません?どうせ食べ切れませんと思いますし」
どんだけ分量入れ間違えたんだ!?
と、心の中でツッコミを入れる二人。
「たぶんもう帰ってきてると思うから、俺いってくるわ。じゃっ」
「あっ!おい!!」
「あの人早いですねー。もう行っちゃいましたよ」
〜
「準備オッケイです♪あとはあの人たちと・・・・・・・・・・すみませんが、小原さんを呼んできていただけないでしょうか。」
「私がか?」
「そうですよ。貴方以外に誰もいないじゃないですか。ちなみに部屋は階段を上がってすぐ右隣です」
「・・・・」
〜
コンコン・・。
「・・・・私だ。・・柳沢が呼んでいた・・」
一瞬、しん・・・となった。
〜
なんでお前がいる?
と思いつつ答える。
『・・・・・ごめん。今、ヒック・・、扉・・開けられ・・なくて・・ヒック』
「・・・泣いて、いるのか?」
『・・・・』
自分でも、気づかないうちにこんなに泣いていた・・。
『今日は、・・ごめん・・なさい・・っ・・』
「おい、本当に大丈夫かお前・・・」
『・・今日だけ・・、今日だけだから・・明日は、ヒック・・きっと晴れるから・・』
「・・・・」
行ってしまったのを確認する・・。
アレを呼んだのはリリア・・・・しかいないな。
うん。
はぁ・・。
結局、そのひは四人で食事をしたらしい。
そのことについては、後から聞いた話だ。
——気持ちは変わる——
好きから嫌いに・・。
だったら、
その逆も、あるよね——
今日だけ・・
今日だけゴメンなさい。
でも、明日はちゃんと笑うから・・。
〝明日はきっと晴れるから・・・・〟