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　　　　　　　　　＊昴流の願いと黒鋼の願い＊






昴流「お久しぶりです。侑子さん」


「そうね」










カ「・・・・（マジですか」

まさかの知り合い・・。

なんかすごい。







昴流「お願いがあります。水がほしいんです。」



全「！」



昴流「この地下を満たすほどの・・。」


「対価がいるわ。あなたたち二人に、次元を渡るすべを与えたときと同じように」











カ「・・・・・（次元を渡るすべ・・って」


ことは、この吸血鬼の双子、もともとは次元を渡る力は持ってなかった。



ってことになるよね。












昴流「わかっています」


「・・黒鋼。あたしに、地下水槽を満たすほどの水を頼みなさい。そして、昴流の願いを貴方があたしに頼む代わりに、昴流に言いなさい。昴流に、吸血鬼の血をファイに与えろと」


神威「!!」


「吸血鬼の治癒能力は、人間をはるかにしのぐ。その地を受ければファイは死なないわ。」












カ「・・・なるほど」


うん、今結構感心した。

大人って頭いい人もいるんだねって。


ってかあの『魔女』って人、ホントにただの人間？


風「なにがなるほどなんだ？」

カ「・・・ファイを死なせない方法に関心しただけ」

風「・・（どんな方法？・・・ま、いいか・・」











「けれど黒鋼、ファイを死なせたくないのはあなたの願い。ファイはそれを望んでいない。ならあなたも、彼を生かせた責を負わねばならない」



黒鋼「・・何をすりゃぁいい」






「あなたが、　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　







　　　　　　　　　　　　　














　　　　　　　　　　　　 『エ』になりなさい」