二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 【イナイレ】心と体のアンバランス2   東京編完結☆ ( No.631 )
日時: 2011/03/21 10:37
名前: ユキナ ◆jSzUFJdXHo (ID: FDRArTRL)
参照: http://www.youtube.com/watch?v=FpSKWhmx3w8&feature=related


       *すべての人へ*


リ「別の世界というのは、異世界のことです。世界は、大きいように見えて、実はとても小さいのです。貴方達が知覚出来る範囲にしかありません。」

リリアは淡々と話を続ける。

リ「けれど世界は、それを知るものの前には、一つじゃないのです。・・多重世界ってわかりますか?」

晴「たじゅう?」

リ「簡単に言えば。いろんな世界。たくさんの世界。私達は、もといた世界とは違う、異世界から来たのですよー」

晴「何そのイキナリな展開は!?」

リ「ほら、映画とかであるじゃないですか。」

風「ま、まぁ・・」

リ「で、そのいろんな世界には、同じだけど違うものたちがいるんです。」

ヒ「同じだけど、違う?」

リ「えーとですね・・あなた達がいた世界のどこかにも私はいるのです。・・・けど、別の世界にもいる・・。」

カ「・・」

リ「実際、私はあの世界のものではありませんし。違う世界から来た別の存在ですけれど、でも・・魂は同じ」

風「それって、別の世界にも私がいるってことか?」

リ「そうなりますね」

晴「・・もうワケわかんねー・・」

リ「それでいいんですよ」

と言って、にっこり笑った。





          〜

夜、焚き火の火はすっかり消えて、皆が眠りについたと思われる頃。


(実際にぐっすりと眠れているのはリリアと南雲晴矢くらいだが・・)


カ「・・・・・・・・はぁ」

私は、皆が寝ているところから少しはなれた高い崖にいた。

空を見上げると、見たこともないような真っ赤な月が顔を出していた。

それも満月。

カ「・・・・・・・・・・・・・・・・・・いつ、会えるのかな・・・・・・・」

私の・・・・仲間に・・・。


もしかしたらこの旅は、終わりのない旅なのかもしれない。


でも私は、一生・・どれだけかかっても会いたいと願った・・。



ふぅ・・・・と息を吐き、両手を宙に浮かべる。

ゆったりと私の思いを告いだメロディーが流れる。(参照からどうぞ)


『世界はこんなに広いのに

 たくさんの人であふれているのに

 どうして私は、一人なのだろう・・』



・・なんてね