二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 【イナイレ】心と体のアンバランス2   東京編完結☆ ( No.665 )
日時: 2011/04/02 20:19
名前: ユキナ ◆jSzUFJdXHo (ID: qE7xYJzO)
参照: http://www.youtube.com/watch?v=0hUpsXo88ms

〜一日目〜



「じゃぁ、行ってきます。」

「朝食までには戻っておいで」

「はーいっ」


少女は靴をはき、元気よくを飛び出した。

ミーン・・・ミーン・・・

今日も蝉は鳴いている。


(今日は神社の方まで行ってみようかな♪)


少女は、朝の散歩に行くのが日課になっていた。



その神社には、大きな樹が生えている。

植えてから100年はたった、と女性が言っていたことを思い出す。


少女はその樹の枝に、手をかけ、足をかけ、まるで慣れているみたいにスラスラ上っていく。


「わぁーっ!いい眺めっ!!」


そこから眺める景色は、まさに絶景。






しばらくして、樹を下り、家に帰ろうと神社の石段を駆け下り、鳥居を抜ける。



「また明日っ」

そうつぶやき、後ろを振り返った——・・・。


「よう」


そこに、水色の髪をポニーテイルにした少年が立っていた。


「・・!?え、えと、・・・」


さっきまでいなかったのに。


「ど、どちら様??」

考え、迷ってでた言葉がコレ。

「あ、悪い。俺は風丸一郎太。よろしく」

「は、初めまして。」











           〜

それから、しばらく成り行きで話していた、少女と少年。



「あ、そっか、夏休みだもんね。お婆ちゃんの家とか?」

「あ・・・・あぁ、うん、まぁ、そんな感じ」

聞けば少年は、夏休みだから田舎に来ていた・・・らしい。




「あっ!ごめん、私もう行かなきゃ。」


すっかり時間のことを忘れていた少女は、あわてていった。


「いそいでたとこ、呼び止めてごめんな」

「いいよっ、誤らなくて。楽しかったし。それじゃ、またね」


また会えるかどうかも分からないのに、

少女は、


『またね』といった。





こうして、一日目の朝が終わった。