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二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 【イナイレ】心と体のアンバランス2 特別編連載中 ( No.669 )
- 日時: 2011/04/09 18:09
- 名前: ユキナ ◆jSzUFJdXHo (ID: jx2ntsZm)
〜二日目〜
「行ってきまーすっ!!」
少女は、今日も朝の散歩。
また、会いたいな。
そんな思いを抱いて。
神社の、鳥居の前まで来て生少女は辺りをきょろきょろ見渡した。
「うーん、いない・・」
少し残念そうに、言う。
ま、しょうがないよね。
自分に言い聞かせる。
そして、神社の中に足を進めた。
今日も、樹をのぼるから。
順々に、手をかけ、足をかけ・・・・・・
「よう」
「んあっ!?」
顔を上にあげると、昨日見た顔があった。
「もしかして、探してた?俺のこと」
涼しそうな顔して、枝に座ってたんだ。
「な、なななんでそう思うの??」
「あははっ、面白いな、お前。だって、きょろきょろしてたから。」
「み、見てたの!?」
「見てたというか、見えた」
「それ、どっちも一緒じゃん!!」
それから、私も枝に座った。
「どうして、今日もここに来てたの?」
「どうしてって・・・・。それは多分、お前と同じ理由だよ」
「ふーん、そっか。」
素直に認めた少女。
ほんとに何の疑問も持たずに。
「素直だな。。」
「そう?ありがとっ」
ニコリ。
少女が笑う。
ニコリ。
少年が笑い返す。
「・・・??」
その時・・、少女は“懐かしい”という感情を覚えたのだ。
「どうか、したのか?」
「え、あ、なんでも、ないよ」
「昔、母さんが言ってた。そうなるといいなって、思い続けてると、いつか本当にそうなるんだって」
「で、風丸君はそうなるといいなって、思ってたの?」
「まぁ・・な」
「だから、また会えたんだよね」
にこにこ。
少女は、笑っていた。
「明日も、来る?」
「うん、来る」
「そっか、じゃあまた明日ねっバイバイッ」
そういって、少女は神社の階段を駆けていく。
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