二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 第3弾!!どうぶつの森 ホヒンダ村だより —愛した分だけ— ( No.10 )
日時: 2011/02/21 18:21
名前: ショート ◆XjkrQ1YXPY (ID: yMcAY8PJ)
参照: http://ameblo.jp/short-inamori/

1話[ *—噂—* ]


あの別れから1ヶ月。
あたしはもう、普段通りに過ごしていた。

別れは悲しみ以外にも、きっと、出会いを生んでくれるって、
信じてるから。

ただ、ちょっとだけ寂しいけれど……。


「さよりん、知ってる?」


あたしに声をかけたのは、住人のレベッカ。

何だろう、知ってるって?


「何を?」

「黒猫様のことに決まってるじゃない!」


く、黒猫様?

だ、誰それ?
新キャラか何か?

それとも、お菓子?


「何それ?」

「えぇっ、知らないの!!?

 アンタってホント色んな意味で鈍いわよねぇ……」

「噂に疎くて悪うございました!」


ったく……噂に疎くて何が悪い!

ってか、知らないものは知らないよ……。


「黒猫様はね、今有名な、怪盗なのよ」


へっ?

か、怪盗!!?
有名な回答とかじゃなくって?


「正体すら分からないのよ!」

「すいません、正体分からんヤツが有名になる理由が分からないっす」

「やぁだ、もー、そこがいいんじゃない!」


レベッカは、バシッとあたしの背中を叩く。

そもそも、勝手に黒猫だなんて名前つけていいのかな。


「何で黒猫なの?」

「黒い猫耳が見えたってのと、暗闇の中で活動するからよ」


そういえば、猫って夜行性だよね……。

でも、何で猫耳?
人間、だよ、ね?


「黒猫様ぁ……あたしのハートも盗んでいいのよ……!」


何故だか夢見心地のレベッカ。
もし黒猫が女だったらどーすんだよ……。

あたしは、そんなことを考えながら、家に戻った。

もちろん、変な妄想してるレベッカを放置して。


「はー、黒猫ねぇ……」

「あらっ、さよりんさんもその噂は知っていたのですね!」

「えっ、あれ、さよるん!!?」


あたしが部屋でくつろいでると、
いつの間にやらさよるんが。

ってことは、さよるんも?


「噂なんか気になさらなそうですのに……

 そういえば、私此間見ちゃったかもしれません」

「えっ……!!?」

「黒猫を……!!!」


ま、マジで!!?

ってか、そもそも何でそんなん分かるんだ!!?


「夜遅く……深夜2時頃、外に出たんです。

 そしたら、風を切る音がして……猫耳をつけた人だったんですよ……」


やっぱり、猫ではないのね。
それにしても、黒猫かぁ……

どんな人なんだろう?

そして、もし出会えたなら宝石なんかをただでくれたらいいな。

即売り飛ばすけどね。


「ま、見たこともない人のこと考えてたってしょうがない!

 部屋に戻って明日の予定でもたてよ!」


あたしが、部屋に行く、前に。

窓の外を、何かが横切った。

黒い、布か何かが。


まさか、こんなところで出会いが生まれるなんて、

思ってもいなかった—————……


1話☆終

=====作者より=====

もう18時19分……だと!?
もう書けないと思います、今日は、ですが。

明日まさかの5時間というラッキーな日なんで、
明日帰ってきたら更新します!

テスト勉強というより、ワークの山を潰す作業があるので;;

ではでは!
塾へ行ってきます……(テンションDOWN↓)