二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 【D.Gray-man】 光影の輪舞曲 ( No.2 )
- 日時: 2011/02/27 20:14
- 名前: 灰猫 (ID: iuL7JTm0)
〆葵さん
初めまして!初コメありがとうございます!
え、そうなんですか?なんかすいません…??
この二次創作は、友達が作った物なんですけどね?友達が書くのに失敗してしまったから、私にかいてほしいって言って来たんです(苦笑)
文力の欠片もない私なんですが、あまりの必死さに断れず、所々(キャラの名前など)を変更して、書くことになりましたvv
シルクの名前褒めてくださって、ありがとうございます!
…「根は」に変わっちゃいましたけどね?(苦笑)
というかキャラの紹介部分変更しちゃいましたよ…(汗)
ありがとうございます!
原作沿いですが、頑張って書いて行きたいと思います!
〆プロローグ
「が……ハッ…!」
今日もやってきた地獄の時間。腹に走った激痛に耐えきれず、私は思わず咳きこんだ。
私を仁王立ちしながら見下ろしてくる父親の目には、光がなかった。感情全てを消したかのような暗い瞳だった。
「…お前なんて生まれなければよかったんだ……ッ!」
…あんたは馬鹿か、クソ親父……ッ! 今までに何回その言葉聞いたと思う?
正直言って、聞きあきたかな?
「あいつが最近疲れてきてるのもお前のせい! あいつが過労で今寝込んでいるのもお前のせい! 全部お前が生まれたせいだ________ッ!!」
「んなの……知るかよ、ボケ親父…ッ! た、しかに……お母さんに迷惑かけてんのは、しっ、てるよ……! でも…アン、タに……! 迷惑かけた、覚えは……ハッ…ないね!!」
ンベーッ!と舌を出して、思いっきりボケ親父を睨んでやった。
すると野郎の顔つきがとんでもなく変わり切った。しばらくするとあいつはどこかに行った。そして戻って来た時には_______手に刃物を持っていた。
「ぅ……っわ。ゲスッ……がっ!」
「生意気な子供が……!」
野郎は床に倒れている私にむかって、思いっきり刃物を振り下ろしてきた。
間一髪で私はそれを避けた。それでも……2度は、きっとできない。
さっきお腹に思いっきり蹴りを入れられ、意識がもう切れそうな状態にまでなっている。
「馬鹿が……。終わりだなッ!」
ニッと野郎は笑うと、私の左胸に向かって思いっきり刃物を振り下ろした。
……鈍い音が、した。とてもとても、鈍い音だった。
少し遅れて、左胸から体全身に痛みが渡った。私の意識はゆっくりと沈んでいく。
「ッ……アハハハハッ!」
狂ったように笑う野郎……私のお父さんは、本当は優しかった。
何度も本を読んでくれて、何度も頭をなでてくれて、________何度も「シルク」と呼んでくれた。
だけど、それは私が5歳の時までだった。その時私は重い病気を抱えている事がわかり、私のお母さんは働きづめになった。
そして_______私が7歳の誕生日の今日、過労で倒れた。そして今は眠っている。
「ッ……ごめん、ね…お母さん……」
意識が途切れるその寸前、優しすぎる母親の叫び声を聞いた。
母親は、金糸のような金髪で、瞳はルビーの様に輝く綺麗な赤で、雪のように白くてきめ細かい肌で、紅色の綺麗な唇をしていて。
「月さえ霞める美女」と呼ばれる人だった。そして_______「舞い降りた天使」とも。
背中に生える大翼は、とても白く、とても綺麗だった。
「…シルク。ほら、新しいお洋服よ? …すごく似合ってるわね」
新しい服を買ってくれた。
私が眠れないときは、そばにいて本を読んでくれた。
病気で苦しい時は、つきっきりで傍にいてくれた。
良い事をしたときは頭をなでてくれた。
悪い事をしたときはちゃんと怒ってくれた。
私は、本当にお父さんとお母さんが大好きだった。
「…バイ、バイ……。_________ありがと」
もう本当に意識が深淵の闇に沈む寸前に、輝く光が見えた気がした。
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◆あとがき◆
…なんでしょうね、この文は。
誰か私に「文力」と言う物を分けてください(涙)
プロローグは、主の過去でした。
虐待をうけていて、重い病気を抱えていて…。という哀れな少女です。
今日はもう1話、更新したいと思っています。
*+読んでくださってありがとうございました+*