二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 【D.Gray-man】 光影の輪舞曲  ( No.12 )
日時: 2011/03/02 19:23
名前: 灰猫 (ID: qZXNCSUo)

死神が降臨する。

翼のない死神だけど。

何もかもを嫌う執念は、かなり強いんだからね?


〝episode,04 任務開始_______〆


「うっわー♪久々の任務って超最高ぉー♪」

「か、神田……。シルクがなんだかノリノリなんですけど……」

「「だまれモヤシ」」

「2人同時に言わなくても……」


汽車(飛び乗り)から降りた私達は、いそいで町の中心へと向かっていた。

先程から探索部隊ファインダーのトマの無線機が、町にいるはずの探索部隊ファインダーに通じない。……たぶんご臨終だろう。


「おいモヤシ。始まる前に言っとく。お前が敵に殺されそうになっても、任務遂行の邪魔だと判断したら、俺達はお前を見殺しにするぜ! 戦争に犠牲は当然だからな。変な仲間意識持つなよ」

「……嫌な言い方」


確かにその通りだね。私だって見捨てると思う。

その前に…久々の任務にこの体がついて行くかだけが心配だな…。


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


目の前で物凄い爆発が起こった。……アクマか。

それを少し観察しようとスピードを緩めたが、アレンはそのままつっこんでいった。……『感情だけで動く馬鹿』って言うのはあれだね。


「……ユウ、あれ」

「あ?」


私は結界を見つけ、その中にいる2つの影を指さした。ユウは頷く。

そして腰に装着している鞘から、ゆっくりと刀を取り出しはじめた。


「六幻、抜刀!!」


そしてその刀を指でなぞる。私はじっとそれを見ていた。


「_________イノセンス発動。行くぞ、六幻!!! ……シルク!! てめぇはあの馬鹿見張ってろ!!」

「はァッ!?」


ふざけんじゃねぇよ!! と叫ぶ間もなく、ユウはどこかに行ってしまった。

……おいて行かれた。とにかく……私もイノセンス発動しなきゃね。






アレンside


アクマと応戦しているとき、宙にいるシルクが何かを取り出すのが見えた。

そしてシルクは目を閉じた。その手にある物が、黒い光を発した。

それがおさまった時_______シルクの手には、「鎌」が握られていた。刃先はとんでもなく尖っていて、一振りするだけでも首が狩れそうだ。

刃の色は黒く、一部分だけは白い。自分より少し大きな鎌を、シルクは少し振り回した。


「……ハッ…」


シルクは笑った。そして目を開ける。

その時のシルクは、僕にとって忘れられない印象となった。

今にも命を狩られそうなその感覚。目があっただけでも殺されてしまいそうな威圧。血塗られた様な赤い瞳。

その姿は、死神の様で。





シルクside




うっわー、お久しぶりだね、死ノデスサイズ

あんまり発動した覚えがない……って、アレンがこっちガン見してるなぁ〜……。うわ、考えてることまる分かり…。

にしても……そのままこっち見てたら、きみ殺されるよ??


「アレン!! こっち見てんじゃないよ!! 殺されるよ!!」

「!! うわぁぁあっ!!」


物凄い音がして、私は思わず目を瞑った。ゆっくりと目を開けると、下にアレンの姿はない。……ふっ飛ばされたのだろう。

…にしてもそろそろ行かないと……死ぬな、アレンは。


「行くよ、死ノデスサイズ


音も気配も押し殺してアクマの後ろに近づく。……レベル…2だ。


「こここ…殺じたい…殺じたい殺じたい殺じたい殺じたい殺じたい!!!」

「先に殺されるのはお前だ」


アクマが言い終わると、私は思いっきり鎌をアクマの体に振り下ろした。


「ッがぁぁあぁっ!! な…何だぁ!?」

「お前らを退治する為に来ている聖職者グラーヂマンは他にはいない……って、誰か言ったか?」

「クソぉ……!!」


コイツとっとと殺したいけど……あんまりやりすぎると、体に凄い負担かかるからね…。

私はアクマの後ろにいるアレンに、目配せをした。アレンはそれに気づき、ゆっくりと頷いた。


「はぁぁああっ!!」

「うわぁぁっ! ……なーんてね♪」

「!!!」


再びアレンが目の前でふっ飛ばされる。…何気づかれてんだよ、モヤシは……!!

ため息が出るわ……。


「闇ノダークフォン


鎌を思いっきりふる。黒い風がアクマに向かう。そして確実に腕を斬り落とした。


「うぎゃぁぁああっ!! オレの……俺の腕が!!」

「アホか」


私はアクマに飛び蹴りをくらわした。アクマは吹っ飛ぶ。土煙がたってアクマの姿が見えなくなった。

そしてそれと変わる様に、アレンが出てくる。


「シルク…すいません……」

「今は謝ってる時間はない。気を抜かないで」

「ハイ!!」


土煙の中からアクマが飛び出してきた。そいつは私にむかってきた。

……さっき左腕落としたから、今度は右腕落としてやろうか。


「……アンタ、目の前の敵に気をとられすぎ」

「な、んだと!?」



次の瞬間、アレンがアクマを斬った。……だけど。

それは“皮”だった。……じゃあ、本物はどこに……!?

アレンも辺りを見回している。そんな時、声が響いた。


「ここ、ここ!!」

「______アレン!! 後ろ!!」


私の目に血が映った。アレンの後ろには________________



「僕……ッ??」


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◆あとがき◆


2000文字突破してヒヤヒヤしてます…。投稿できるかな〜とか。
戦闘シーンは苦手です。サイドがなしだったら描きやすいんですが、シルクのサイドでずっと描いているので…。
うわぁぁぁあっ!! 早くララを登場させたいです……!!



                     *+読んでくださってありがとうございました+*





葵さん


じゃあシルクと夜さんおそろいですねーww
病気は辛いですよね…。私も今風邪をひいていてとんでもなく苦しいです(((なんか違うだろ

調子に乗っていいんですよww!! 私なんて調子に乗ったら殺されます♪

シルク「え? 誰に?」

……コホン。コメントありがとうございました^^



風さん


あ、そうですね♪2人とも強いですし♪
鎌とか大好きですか?それはよかったですー^^*

あ、アレンノイローゼでエンド…!?それいいかもしれまs(((良くない
よし、シルクと神田とアレンで精一杯喧嘩させてみます!!((

そうらしいですね…。ですが完結しているのは私今のところ見てないので、頑張ってみたいと思いますvv
えーっと……また調べておきます(汗