二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 【D.Gray-man】 光影の輪舞曲 ( No.14 )
- 日時: 2011/03/03 11:04
- 名前: 灰猫 (ID: w/bUrDOd)
鏡。
ソレに映るあなたは美しいですか?
私は……「真っ黒」だよ。
〝episode,05 Lv2_______〆
「……ぐッ…!」
アレンは苦しげな声を上げながらも、左腕でアクマをはらった。
アクマの左腕が戻っている…? そしてそれは……アレンの左腕へと変わった。
…にしてもよく見たら左右逆だ…。結構わかりやすい……?
「シルク!! 逃げてくださ……がはっ!!」
アレンはアクマにぶっ飛ばされた。……私の心配なんてしなくてもいいのに。
アクマ(アレン)はニヤニヤと笑いながら私の方を見た。
「次はお前だぁっ!!」
「やれるものならやってみ……ッッ!!」
ゴポッ…と、血が口から出てきた。……ちょっと、やりすぎた。
膝をついて血をはく私を見て、アクマは好機だと思ったのだろう。左腕を振り上げて、私に向かってくる。
「死ねぇッ!!」
「ッ…!! 闇鳥!!」
鎌から黒い鳥が飛びだして、アクマに向かって行く。闇鳥が時間を稼いでくれている間に、私は死ノ鎌を持って、その場を後にした。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
「っは……。疲れた……」
顔についてしまった血を拭う。私が今いるのは、建物の陰だ。
気配を押し殺して、体の調子を整える。……にしても、嫌な所で吐血が来たな……。
「……最悪だ…」
「あれ……? シルク……?」
あまりにも情けない声に、私は顔をあげた。そこにはボロボロのアレンの姿があった。
アレンは私の姿を見ると、パッと嬉しそうに顔を輝かせた。……多分迷子にでもなっていたのだろう…。
「シルクはこんなところで何しているんですか?」
「休憩。…ッ!!」
私は体をくの字に曲げた。……まずい。また…ッ!!
体の奥から何かがこみあがってくる。気持ちの悪い感覚だ。
そんな私に気がついたのか、アレンは私にかけよった。
「シルク!? 大丈夫ですか!?」
「……っ行け……!! ユウが…危ない……気が…す、る……!!」
「でも…!!」
「行けって…言ってんだろ!! ……ガハッ!!」
「!!」
……あーあ……叫んだせいで、血が出ちゃったじゃん……。気持ち悪い…。
アレンはかなり驚いている様子だ。目を見開いている。
「シルク……大丈夫ですか?」
「んな訳ないだろ……」
「……ですよね」
困った様に笑うアレン。「先に行って」ともう1度言うと、アレンは立ちあがった。
そして、私の体を持ち上げ……ってハァッ!?
「な、なにやってんの馬鹿!!」
「何って…持ち上げました」
「ふ、ふざけんな、よ…! ッ…!」
「ほら、無理しちゃいけません」
「黙れ! お前に甘えるほど弱くないから、おろs「ちょっと黙りましょうか、シルク」…?」
……なんか今アレンが黒くなった気がするのは…きのせいか?
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
アレンから下りて、私とアレンは道を進んでいた。
そんな時。
「…シルク、すいませんっ!!」
「…何?」
アレンが引き攣った顔でこちらを見てきた。……まさか。
「迷いました……」
「やっぱり……」
こいつに一瞬頼りかけた私が馬鹿でしたよ、えぇ。
…仕方がない。とにかく進もう。
「とにかく進んでみてよ」
「え、あ、ハイ」
進んでいくアレンの後ろをついていく。その瞬間、アレンから妙な音がした。
……確かアレンの目って、アクマの内蔵された魂を見れるんだっけ? なーんかずーっとずーっとさっき、言っていたような……。
「シルク。この先にアクマがいます」
「なんとかして」
「ハイ!!」
刹那、アレンがイノセンスを発動して何かを受け止めた。
…何が起こったんだろうと思いながらアレンの後ろから現状を見る。すると、左右逆のアレンがいた。
「……アレン? なんでアクマを……?」
「ウォ、ウォーカー殿……」
……ウォーカー殿? って…アレンの事だよね?
そんな呼び方をしているのは______________________
「モヤシ!! どう言うつもりだてめぇ……!! なんでアクマを庇いやがった!!」
「……神田。僕にはアクマを見分けられる目があるんです。…この人はアクマじゃない!!」
その時アレンは何かに気づいたのか、ソレの顔に手をかけた。
そしてベリッと何かをはがす。
「トマ!?」
「何!?」
こちらにもトマがいて、ユウの後ろにもトマがいる。
私はゆっくりと立ち上がりながら、死ノ鎌をかまえた。
「そっちのトマがアクマだ!! 神田!!」
「なっ……!! ぐっ!!」
ユウは思いっきり壁に叩きこまれた。しかも六幻はユウから離れている。
「ユウ!!」
「ケケケッ!!」
アクマは何度もユウを殴った。
「死ね!!」
「ッ……死ぬかよ……! 俺は……あの人を見つけるまで…死ぬ訳には……いかねぇんだよ…」
そう言ってユウは動かなくなった。瞬間、私は鎌をしっかりと持った。
アレンが出る前に、私はアクマに向かう。
「闇ノ刃」
なに死にかけてんだ馬鹿!!
半分八つ当たり状態で私はアクマに向かって行く。数十本もの黒い刃が、アクマにつきささった。
「シルク!! 神田はまだ生きてます!!」
「今のうち!!」
そう言ってユウとトマを抱え、私とアレンはその場から立ち去った。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
◆あとがき◆
これ…実に4,5回書き直しました…。
あー苦しい…疲れました…。
次回……やっっと!! ララとグゾル登場!! …の予定です←
*+読んでくださってありがとうございました+*
葵さん
そうですよね!!今日だって学校休んどいてPCしてる私です!!(((
…だって暇なんですよ!!あらら、お友達もですか。お互い様ですな…。
そうなんです!しかもうちのは首狩りやすいですからね…。
なんどか殺されましたし♪
シルク「誰に」
灰猫「…」
シルク「どうやって?」
灰猫「…」
シルク「…闇ノ風!!!」
灰猫「ギャァァァアッ!!」
て感じです★((((待て