二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: イナイレ♪夢小説♪V2〜只今番外編更新中〜 ( No.886 )
日時: 2011/08/08 22:39
名前: 向日葵 ◆g4BVQuXJmc (ID: we2hcjMK)
参照: 宿題が終わらない事に危機感を感じて来た…?

〜番外編3・4回目〜


「そこまでだ!サザンクロス!」


大きな声が部屋に響き渡る。
声の主は、ベージュの癖っ毛をした少年…"神童 拓人"だ。
神童は、銃を構えて睨みつけるが、円堂達は悠然と立っている。


円堂「さっきの銃声はお前のか?」
神童「…だったら何だ」


円堂の茶色がかった黒い瞳を見た瞬間、神童は、少なからず"恐怖"を抱いていた。
監視室でモニター越しに見た時と、今、目の前に立って見るのとは、迫力が違かった。
円堂の迫力に押されたのか、神童の銃を持つ手が震え始める。
その時、後ろに立っていた4人が、一斉に動く。その時、


"キィィィィィィンッ"という金属音が鳴り、続いて"カランカラン"という音が響く。
円堂以外の全員を狙っていた銃の球を、4人が止めた音だ。
どうやって止めたのか?
答えは4人の手元を見れば分る。

4人の手には、刃が10Cm程のナイフが握られている。そのナイフで、球を止めたのだ。


吹雪「君達、背後から襲おうと思っても無駄だよ。殺気出し過ぎ。」
豪炎寺「ま、気配の消し方は良かったけどな」
鬼道「いや、殺気が出てたら元も子も無いけどな」
風丸「…で、お前らも警察か?」


4人の背後には、霧野、西園、剣城、松風の姿が。
やはり此方も、それぞれが出す迫力(吹雪は真黒なオーラだが)に押されている。震えている手が何よりの証拠だ。


吹雪「僕達、そこにある"天魔の雫"が欲しいんだ。…退いてくれない?」


吹雪が先程から出していた黒いオーラを出したまま、天馬達に一歩歩み寄る。全員一歩引いたが、天馬が勇敢にも言い返す。


天馬「渡すもんか!お前達なんかに、"天魔の雫"は渡さない!!」
鬼道「そうか…なら…


    力ずくで奪うしかないな」