二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 【リク】ボカロ曲を好き勝手に【募集】 ( No.129 )
日時: 2011/06/19 14:27
名前: 紫 ◆v9jt8.IUtE (ID: V9u1HFiP)

番外編 # 暑いだるい暑い!


 「あっつういぃぃぃ」
「ならクーラーつけりゃあいいじゃんよ」

そう言ってソファに倒れ込み、顔をクッションに埋めて足をバタ足させるリンを見て、扇風機の前でアイスを食べながら涼んでいるミクの姿。いつものツインテールとは違って、暑いせいか髪をお団子に纏めている。
 
 「クーラーはだめなのー」
「あれ、クーラー弱いのはグミじゃないの?」
「ミクちゃんは地球がどうなってもいいの!?」

二人がだらだらと会話していると、ハスキーな大声。それは紛れもなく桃色の髪の女性、巡音ルカの声であった。ちなみに彼女は髪が長いためミクとお揃いのお団子である。

 「壮大な人質ですこと」
「ミクちゃん、これは冗談じゃないのよ、世の中には地球温暖化というものがあってね」
「いやいやルカちゃん、私はそんな壮大な話してないよ」

真剣にミクに訴えかけるルカに、困惑した様子でルカを制止しようとするリン。
 
 「クーラー、壊れてんの」

リンが団扇で風を自分の方に寄せながら、淡々と言った。
 ルカとミクは唖然としたが、すぐにミクは言った。

 「なんで? クーラー買えばいいじゃんよ!」
「いやーそれが金が足りないとか言ってたんだよねーカイト兄さんが」
「あんのバカイト……変な事抜かしやがって……!」

 ミクは、クッションを投げる。八つ当たりしてるだけの話である。先ほどまで地球温暖化の話を熱心にしていたルカはと言うと、「信じらんない」と一言呟いてカイトの部屋に駆け足で向かっていった。



(クーラー買えば済むハナシ)