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＊あいつは一体＊　　　　　　　成神SIDE





「ねぇ、佐久間さん何部に入んの??」

佐久間が予言したことをみんなが忘れたかのようにその話題は何処吹く風となった。

そして今は何部に入るのかきいている奴等が数多く居る。

「帰宅部かな??」

「えぇー!!そんなっテニス部おいでー」

「ぃぇ!!野球部のマネージャーにっ!!」

「陸上部にー」

うるせぇなぁ・・・。

佐久間困ってるじゃん。

「ぁ・・・もうこんな時間。俺部活行く。じゃぁなー」

「うちも。ばいばい春希ちゃんっ」

「また明日ーばいばい春希さん」

佐久間は生徒が教室を出て行く後姿を目で追っていた。

『じゃぁ俺も行くな。ってゆうか佐久間。お前サッカー部見に来いよ』

「サッカーか??」

んぉ!?

口調変わった・・・??

『ぁ・・・あぁ。どうかしたか』

「いや別に。いいよ。行こうか」

『急に敬語じゃなくなってるじゃん』

「なんで??敬語が良かった??」

『・・・別に』

なんだよこの会話!!

『じゃぁ行こう』

俺が言ったその瞬間。

佐久間が俺の手をひいた。

「待って」

『!?』

あまりに急で俺はその場に転んだ。

『いってぇ・・・何すんだｙ(「サッカー部に、佐久間次郎、居る??」

『・・・っ!!』

すっげぇ近かった。

正直1人でドキドキしてたし・・・。

それにこいつ・・・

マジで綺麗だし・・・。

って何考えてるんだ俺!!

「ねぇ」

『あ・・・あぁ。居るぜ??それがどうした』

「ん・・・別になんでもない」

『あ、でも佐久間先輩生徒会だから遅れるかもなー』

「なら良かった。さ、早く行こう!!」

手をひかれ、走って部室まで行った。

なぁ、佐久間。

お前、佐久間先輩となにか関係もってんのか・・・??

俺にはそれが気になって気になって他に何も考えられないんだが・・・。








続く