二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: アリスと兎の逃避行 【イナズマイレブン】チームK戦突入 ( No.180 )
日時: 2011/05/24 19:16
名前: さくら (ID: j9SZVVec)

「逃げなかったか、」



翌日。

早朝の輝かしい太陽をバックに、オルフェウスとイナズマジャパンの面々が立ち並ぶ。


私とミスターKがグラウンドに来ると、フィディオ達がミスターKを待っていた。


「「「サクラッ!!??」」」

「な、何で、サクラがミスターKと居るんだっ?」

「嘘だろ、」


私が、ミスターKの後に続いて、このグラウンドに来た事に、皆が動揺している。

でも、まぁ無理も無い。何故なら、イナズマジャパンでミスターK,影山の敵である私が、あのミスターKと並んで目の前に立っているのだから。


「彼女には、此処で君達のプレーを見ていて貰う。精々頑張るんだな、」

「まさかっ!?だからあの時俺達に、」


フィディオが声を上げる。多分、あの病院付近での出来事だろう。


『皆、私応援してるから!絶対代表の座を取り戻してね!』

「。まぁ、どちらを応援しようが、お前の勝手だが、下手な手出しはするなよ?」

『・・・分かってる。』




「約束です!俺達が勝てば、イタリア代表の座は返して貰います。」


少し間を空け、フィディオが声を上げた。


「無論。だがそいつ等は?」

「日本代表“イナズマジャパン”のメンバーです。」


それを聞いたミスターKは、フッ、と不適な笑みを浮かべながら振り返った。


「・・・。帰って来たか鬼道。私の最高の作品よ、」

「「「———ッ!??!」」」


流石に、今ので気付いただろう。

ミスターKが、影山だという事に。


「お前は・・・、」

「影山零治!」


「卑怯な手で何度も俺達に襲い掛かってきた、元帝国学園の総帥だ。そして俺のじいちゃんを・・・」

「まさか皆の怪我も・・・!?」



円堂は、険しいさっきと変わらない表情で頷いた。




「何を企んでいるのかは分からないが、自らの野望のためにイタリア代表を利用しようとしていることは間違いない」


「影山…!」


「総帥はK、ミスターKだ」



「紹介しよう。我がチーム・Kの司令塔、“デモーニオ・ストラーダ”だ」


“デモーニオ”と言う少年は、物凄く鬼道に似ていた。

私も最初は鬼道だと間違えた位だ。


「デモーニオ?」

「鬼道にそっくりじゃないか、アイツ・・・。」

「・・・・・。」




「では試合を始めよう、イタリア代表決定戦を!」




“チームK”のボールで、試合が始まった。

***