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二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: アリスと兎の逃避行 【イナズマイレブン】チームK戦突入 ( No.222 )
- 日時: 2011/07/04 18:27
- 名前: さくら (ID: as61U3WB)
- 参照: 最近良く「鬼畜」「SM」「カッターナイフ」という言葉に以上に反応する
『…そんな、』
———キィィィイイイイイン!!!———
また、頭にあの痛みが走った。
私が連れて来られる時に感じた、あの痛みが。
『うぅ・・・ッ、ぁああッ!!あアアぁぁア!!』
これ以上ないと言う位の痛みが遅い、蹲る。
これまでで一番酷い痛みだ。
頭が痛い。身体が熱い。手足がジリジリする。意識が途切れていく。
耐えられない程の痛みと同時に、龍が見えた。だが、途切れ途切れで、十分に見えない。
白と黒の龍だと言うのは分かった。そして、その奥で、誰かがニタァと笑ったのが見えた。
私と同じ、ペンダントを身に付けて居た。それも、“黒姫”の身に付けていたペンダントと全く同じ。だが、そのペンダントを付けていた本人は“黒姫”では無く思えた。
大体は私とそっくりだが、目は灼熱の紅で右頬に黒龍の刻印が刻まれていた。
《もう少し・・・。もう少しよ・・・。》
そう言っているのだけは、はっきりと耳に残った。
何がもう少し、黒姫が何を求めているのかは、良く分からない。
そして此処で、途切れそうになっていた意識が急に回復したのであった。
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