二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: FAIRYTAIL【フェアリーテイル】 〜闇を砕く魔導士〜 ( No.160 )
日時: 2011/10/01 11:31
名前: 雷人 ◆5GapKydGRo (ID: nboXsK4I)

〜第104話 武器を操る狼〜

リュクが去って行った後、一番に目覚めたのはルーシィであった。

周りは血塗れで体の震えが止まらない。

軽傷で済んだルーシィに対して、重傷を負っているナツとライク。

無傷なヴェリアムも居るが、気絶をして倒れていた。

すると、大樹の奥から「グルルルゥッ!!」と鳴き声がする。


ルーシィ「次は何よっ!!!こんな鳴き声って生き物しかいないでしょ!!!!」


ルーシィは戸惑いながら、皆を起こす。

運良く、軽傷で済んでいたグレイを起こす。


グレイ「鳴き声・・・!?何かの聞き間違えじゃねぇのか???」

ルーシィ「聞き間違えなんかじゃない!!あの大樹の奥に何か居るのよっ!!!」


ルーシィは太い大樹を指す。

グレイが立ち上がり、大樹の方へと向かった。


ルーシィ「グレイ、気をつけて!!!」

グレイ「グハァァッ!!」

ルーシィ「グレイ!?大丈夫、グレイ!!?」


グレイの腕には噛み跡と小さな木刀が刺さっていた。

そして、血が出た瞬間に大樹から何かが飛び出してきた。

肉食モンスターの大将「武狼(ブロウ)」であった。


グレイ「逃げろ、ルーシィ!!!こいつ、人の血が好物かもしれねぇ!!!」

ルーシィ「後で絶対に助けに来るから!!!!(何なの、あの狼!?背中に魔方陣が掛かっている・・・・)」


一方、ここは白神堂(エクスティア)。

シャナの片手は稲妻の如く、鋭い雷になっていた。


シャナ「覚悟、出来てんだろうな!?裏切った罰だ!!!」

リュク「(くっ、俺は何をしていたのだろうか・・・・・)」

シャナ「お前は死刑確定の身なのだ!!!稲妻の爪刃(ボルティックそうば)!!!!!」


第105話へ続く