二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: FAIRYTAIL【フェアリーテイル】 〜闇を砕く魔導士〜 ( No.161 )
日時: 2011/10/02 10:59
名前: 雷人 ◆5GapKydGRo (ID: nboXsK4I)

〜第105話 氷空島の戦士、現る!?〜

肉食モンスターの大将の座を持つ狼「武狼」に対して、グレイは追いつめられている状態。

さらにグレイの背には大樹しかなく、囲まれている。


グレイ「こんな大樹じゃ凍らせれる事も出来ないだろうし、造形魔法をこの体で操る事さえもできないか・・・・。」

武狼「グワァォォン!」

グレイ「俺を諦めさせる直前まで来た奴は初めてじゃねぇか!?でも、俺は諦めねぇ!!!」

武狼「グルッッゥゥ!?」


グレイの手の平には一本の槍が出来ていた。

グレイの作戦は魔力を限界まで出し、槍を作り上げる事であった。

槍さえ壊れなければ、いつまでも戦うことが出来るからである。


グレイ「アイスメイク—槍騎兵(ランス)!!!!」

武狼「グオォォンッッ!!!!」


武狼の背には大砲が作りあがっていた。


グレイ「しかし、モンスターに魔力は持てるはずも無い。この島のモンスターはどうなってやがる!?」


武狼の大砲は大きな弾を放った。

グレイは何とか避けるものの、槍に皹が入っていた。


グレイ「(なぜ皹が入っている!?後ろは大樹しかなく、俺以外誰もいない。狼は目の前に居やがるし・・・・・)」


とその時、背後から何者かがやって来たのだ。

黒いマスクを付け、刃を手に持っていた。


???「退くが良い、青年よ!!!我が戦士「キューマ」がやって来たからにはこいつは敵でも無いわァ!!!」

グレイ「おい、じいさん!!!そいつは簡単に死ぬ奴じゃ・・・・」


キューマは武狼の目を一瞬見ると、動きを止める。

空中であったにも関わらず。


キューマ「(双・鬼・矛・減!!!!)」

武狼「グ・・グワァァッッオォォ!!!」


武狼はその場から立ち去って行った。


グレイ「おい、今のは魔法か!?」

キューマ「魔法よりも優れた技「武鬼」と呼ばれる物じゃ。氷空島の戦士であるチーム「キューマノイド」が身に持つ技じゃ。お主では扱えん危険物だ。」

グレイ「普段の魔導士では扱えない危険物「武鬼」・・・・」

キューマ「我らは1年前に結成されたチームでの。言うなれば「神を倒す目的」を皆が持っておる。近頃は頻発的に島を襲ってくるからの。」

グレイ「俺たちは地上から来た、神を倒しに。」

キューマ「ヴェリアムの奴の仕業じゃろ、神倒しは。あれは遊びではないのじゃ。元「神々の聖地」の大戦士「ルキア・グレーテスト」も神に命を奪われた。奴は島で一番強かったのだがのぅ〜。」


グレイは深刻な顔つきに成ると、キューマにお礼を告げた。


グレイ「俺は仲間の元へ戻んなきゃ行けねぇんだ。助けてくれて、ありがとよ!!!!」


第106話へ続く