二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: FAIRYTAIL【フェアリーテイル】 〜闇を砕く魔導士〜 ( No.164 )
日時: 2011/10/09 20:39
名前: 雷人 ◆5GapKydGRo (ID: nboXsK4I)

〜第108話 一心同体の〝滅竜・剣の舞〟〜

数分後、ナツたちの周りは何も無くなっていた。

さらに魔導士たちも倒れこんでおり、ゼクロスは笑い続けていた。


ゼクロス「こんな奴らにキュレンやリュクが倒されただ!??笑わせてくれるじゃねぇか、くそ魔導士どもがァ!!!!」

ナツ「グハァァッッ・・・・」

ゼクロス「お譲ちゃんも痛めつけてやるよォ!!」

ナツ「ルーシィには手を出すなァァ!!!!」


ゼクロスに頭部を踏みつけられたナツが叫ぶ。

しかし、ゼクロスはその言葉を無視して、ルーシィに触れようとした。

エルザやグレイも痛い目を負いながら、手を伸ばす。


ライク「こんな野郎、「神」なんて呼ばれる筋合いはねぇ。俺が吹き飛ばす!!!!」

エルザ「死ぬ気か、ライク!!コイツの恐ろしさは先ほど・・・・・」

ライク「死ぬか生きるかの問題じゃねぇ!!!!俺は〝仲間〟を助けたいだけだ!!!!シェルト、武器に変形しろ!!!コイツは俺が片付ける。」

シェルト「・・・・・分かったよ、ライク。その代わり、絶対に殺されちゃ駄目だ。昔の約束の通りに。」


シェルトは「八百夜」と呼ばれる弓へ変形した。

仲間が見守る中、ゼクロスがルーシィに攻撃しようとした時だ。

ライクは電撃の矢を放ち始めた。


ライク「遠くからの戦法なら、偉大なる風を喰らうこともねぇだろ!!」

ゼクロス「卑怯な魔導士だぜ、黒夜叉。〝斬破大旋風〟を喰らいやがれェェ!!!!」


ゼクロスの手には大剣が持たれており、振り下ろしたときだ。

その勢いで空中に斬破が生まれ、ライクを狙って放たれた。

さらにその斬破は旋風となった。


ライク「グハァァっっ!!!!旋風の渦に巻き込まれたァ!!!」

シェルト「一時変形解除。・・・・・・・ブッハァァァ。」

ライク「・・・・・・あの変形(モード)を使うしかねぇか!?」


ライクはシェルトを手にすると、天を目掛けて投げた。

すると、シェルトの背には銀色の翼が生えた。


ゼクロス「何なんだ、このエクシードは!!!」

ライク「鉄竜の叫び、今此処に蘇るぜ!!!滅竜・剣の舞!!!!」


——妖精の尻尾ギルド内


ガジル「この魂を揺さぶる力、鉄竜の魂になった様だ!!!!」

レビィ「えっ、ガジル!?・・・・ガジルが消えたって、どうゆう事よ!!!」


〝滅竜・剣の舞〟は滅竜魔導士の魂を剣とさせ、滅竜魔導士の力が秘められた剣になる変形。

しかし、剣にする本人に自分の存在がなければ、変形はできない。


ライク「この剣は「鉄竜崩剣」だ。ガジルと一心同体になった・・・・・」

剣(ガジル)「テメェ、ここは何処なんだよ!!!いきなり呼び出しやがって。・・・・・・でも、喧嘩なら上等だァァ!!!鉄竜の咆哮ォォ!!!」


剣からは鉄が渦巻く竜巻が刃先から出てきた。

ゼクロスもこれには驚きを隠さない。


ゼクロス「地上の滅竜魔導士を氷空へと来させるなど・・・・・・!!!!」

ライク「俺とガジルの一心同体は、そんな微風じゃ壊れねぇぜ!!!!」


第109話へ続く