二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: FAIRYTAIL【フェアリーテイル】 〜闇を砕く魔導士〜 ( No.171 )
- 日時: 2011/10/16 10:41
- 名前: 雷人 ◆5GapKydGRo (ID: nboXsK4I)
〜第112話 氷空島の騎士王〜
—————氷空島「赤眼の鷹鳥(レッドアイホークズ)」
この町は氷空島でも一番ギルド数が多い地域に存在しており、特に被害は起こらない平和な町。
そんな町には町人が大切にする物がある。
騎士王が降臨するとして造られた岩場「ルシアの岩場」である。
その岩場にある人物が倒れていた。
「エルザ・スカーレット」である。
エルザ「くっ、第四試練を甘く見すぎていたか・・・・・・・」
エルザが左手で右腕の傷口を抑える。
そこへ七代目の町長「ロキアン」が通りかかった。
ロキアン「・・・・・・まさか、伝説による騎士王なのか!??」
エルザ「私はだな、ここまで神————」
ロキアン「ついに騎士王が降臨したァァ!!!!生きてて良かったァァ!!!!」
エルザ「だから、私はここまで神に————」
ロキアンは嬉しすぎて、エルザの話を聞こうともしない。
確かにエルザは鋼の鎧を纏っており、近くには鋼の剣が落ちているものの。
エルザは我慢の限界を超え、ついに怒りを上げた。
エルザ「だから、私はここまで神に飛ばされたのだァッ!!!!騎士王だの、降臨だの、人の話は最後まで聞いたらどうなんだ!?」
ロキアン「そうか、騎士王は天空の神からの派遣なのだな!!!!」
エルザ「違うっ!!!!私はかなり遠くの町「神々の聖地」の近くにある大樹森から飛ばされた。騎士王などではない。」
エルザは怒鳴りの表情でロキアンにぶつけた。
ロキアンはポカンっ!?という顔をし、その場を去って行った。
岩場には罠が仕掛けられていた為、抜け出すことが出来ずにいたエルザ。
エルザ「・・・・・・おい、この罠を解いてくれっ!!!!私には大切な仲間が待っているのだ!!!!」
ロキアン「・・・・・・・俺はいつまで経っても有名人に成れやしない。騎士王を見つけたら、その者は町の有名人と成れるから期待していたのに・・・・・・」
エルザ「?」
ロキアン「罠を解く代わりに、騎士王になってくれないか!?」
エルザ「先ほども言っただろ!!私は急いでいるのだっ!!!!!」
しつこく喋りかけてくるロキアンにエルザは言葉が出ない。
罠から解放される代わりに騎士王となって、町を救う。
そんな言葉に戸惑いを感じるが、エルザが出した答えは・・・・・・
エルザ「数日間なら騎士王となってやろう。その代わり、必ずこれを解いてくれるんだな。」
ロキアン「当たり前だ、騎士王っ!!!!!!・・・・・・・・・・・・おっしゃー、これで有名人だぜっ!!!!!!」
エルザ「面倒な事にならなければ良いが・・・・・」
第113話へ続く