二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: FAIRYTAIL 〜闇を砕く魔導士〜 オリキャラ募集開始! ( No.212 )
日時: 2011/12/24 13:50
名前: 雷人 ◆5GapKydGRo (ID: sHz7gIgP)

〜第133話 武魚の波と魚人〜

—————グライム王国 中心部〝ラスルーン・タワー〟内にて

護紋九世陣の隊長である〝ジラ・ノワージス〟は既に帰還していたロストに鎌を向けて立っていた。

妖精の尻尾に暗殺命令を成功できずに帰って来た事にジラは怒りを溢れさせていた。

そこへ国王である〝ザキア・ルーペンス〟が戻ってきた。


ザキア「そう簡単に仲間を殺すんじゃねぇよ、ジラ。あの傷口がまた開いちまうぜ。・・・・・・ここで護紋九世陣に死なれちゃ困るんだがなっ。」


ジラの上半身は右腕以外を包帯が巻いており、赤い血が滲んでいた。

ザキアの言葉を聞きいれたジラは鎌を何処かへ消した。


ザキア「それとグライム王国で妖精の尻尾と〝戦争〟が起こる事になった。護紋九世陣も手伝ってくれよ、面倒だから。解散だ、野郎共ォォォ!!!!!」


その言葉と同時に護紋九世陣はラスルーン・タワーから出て行き、妖精の魔導士を捜し始めた。

—————グライム王国 漁師の町〝アーロン街〟

グレイは此処へ訪れており、近くの家屋根から人影が飛び降りてきた。

人影はグレイの目の前に着地し、砂埃と共に姿を現した。


???「此処はオレの欲望を集める街だ、意味の無しに入る事は固く禁じる。それとオレは〝アーロン・ハルゴルン〟、別名「魚人のアーロン」だ。〝魚魂〟!!!!」

グレイ「グハアァァッッ!!!!(これが失われた魔法か!?そんなはずはねぇぞ、こんな弱力。)」

アーロン「・・・・・・今はただの気合い入れだ。次からは本気でやらせてもらう、〝大波魚人・諸刃〟!!!!」


アーロンの背後からは海の水が流れて来ており、中には眼を紅く、操られた魚が諸刃の様に鋭く襲いかかってきた。

グレイは氷の造形魔法で大波を凍らせ、割り砕いたが、まだまだ大波が襲いかかってきた。


アーロン「これこそが失われた魔法の一種〝武魚の波〟だ。野生の魚を操り、武器へと変えて、相手を殺す。」

グレイ「・・・・・お前は選ぶ相手が悪かったらしいな。」

アーロン「そんな事ァー、全く感じねぇがな!!!」


第134話へ続く