二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: FAIRYTAIL 〜闇を砕く魔導士〜 オリキャラ募集開始! ( No.222 )
日時: 2011/12/27 14:49
名前: 雷人 ◆5GapKydGRo (ID: sHz7gIgP)

〜第137話 大切な人〜

—————三年前 グライム王国入り口前

此処にはまだシェルトを連れていない時期のライクが〝聖夜の守護(ザギアス・クリムゾン)〟を潰す為に訪れていた。

当時は親友である〝ゼア・ルクソード〟が相棒を務めている。

当時のライクは腰に二本の刀を構えており、一本は妖刀〝ゼクシオン〟でもう一本は刀〝秋雷〟である。


ゼア「・・・・・・オレの魔法に頼れば、聖夜の守護とか言うギルドはただの弱者にしかならねぇさ。ただ、最悪の事に敵は全員が失われた魔法を使う、かなりの腕前魔導士だ。」

ライク「・・・・・敵が誰であろうと、俺は思った道を進むだけだ。」


ライクとゼアはその会話を残して、グライム王国へ入って行った。

中心部の〝ラスルーン・タワー〟を目指して・・・・。

—————数時間後 グライム王国中心部〝ラスルーン・タワー〟内


ライク「・・・・・・・グハァァッッハハ!!!!!」

アーロン「オレ達のギルドを潰しに来た事はいい度胸だ。でもな、それが後からお前らに〝罰〟として降りかかる事を覚えておけ!!!!」

ボルタード「アーロンは無駄な攻撃すんじゃねぇ、息の根(フィニッシュ)は俺が決めるんだからよ。旨そうな魔力は俺が喰ってやる!!!!」


ボルタードはライクに近づいて、右腕を氷の剣へと変えた。

その剣で殺すかのようにライクの腹部へ急降下させた。


ゼア「殺すなら・・・・・オレを殺せェェェェ!!!!!!!」

ボルタード「・・・・・・・だったら、お前から殺してやるよ。今になって気が付いたけどよ、お前も失われた魔法(ロストマジック)の持ち主だろ。」

ゼア「・・・・・俺は時空を自由自在に操る魔法〝時空魔法〟の使い手だ。大量の魔力が欲しかったら、オレを殺せ!!!その代わりにライクだけは絶対に殺すんじゃねぇ、解放すんだ。」


その言葉がゼアの口から放った最後の言葉であった。

ボルタードはゼアの心臓部を狙って、右腕の剣を突き刺した。


ライク「ゼ・・・・・ゼアァァァァ!!!!!!!!!!!!!!!」

ボルタード「失われた魔法の魔力は結構な味がするんじゃねぇか!?時空を操る事も俺には無理じゃねぇな!!!!」


その後、ライクの身は自由自在とされて解放されたが、ライクにとって大切な人物を失った。

これが過去に起きたライクの真実である。


第138話へ続く