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〜第140話　妖精を枯らす音色〜

正体不明の魔導士はウェンディに向かって、空気砲の様な物質を吹き飛ばした。

ウェンディは魔法発動に少し遅れ、正面から空気砲を喰らった。


ルーシィ「ウェンディ、大丈夫!?・・・・・・・くっ、貴方の名前は誰よ!!!護紋九世陣の魔導士だとしても、この仇は私が取る!!!!!!」

？？？「私の名前を直接聞き出すか!?・・・・・・・〝爆弾音色（ダイナマイト・カラー）〟!!!!!!」


正体不明の魔導士は腰にあるバイオリンで音色を響かせ、その音色はルーシィに向かって放たれた。

ルーシィは音色に触れると爆発を起こし、吹き飛ばされた。


？？？「・・・・・・・・・私の名前は〝シオン・ディアッカー〟。」

ウェンディ「（何処かで耳にした事がある名前。・・・・・・・・・・!!!!!!!!!!!）」

シオン「お前らの生命は此処で砕け散るだろう、〝銃弾音色（ショット・カラー）〟!!!!!」

ウェンディ「天竜の咆哮!!!!!!!!」


シオンが発動した数多くの銃弾はウェンディの咆哮により、発動者本人へ戻り、消え去った。

ウェンディは立ち上がり、訴えかけた。


ウェンディ「貴方は10年前を妖精の尻尾を敵にして、許される事のない犯罪を起こした。その犯罪名こそが〝妖精枯らし（フェアリー・ピックス）〟!!!!!!」

シオン「・・・・・・・・・・お前も喰らいたいか、封印魔法とされてきた〝枯吸死の音色〟を!!!!!!」

エルザ「テリャァァァァ!!!!!!・・・・・・・その前に貴様を倒す。」


シオンの背後からはエルザが剣を構えて、降りかかってきた。

さらにウェンディはエルザに〝アームズ〟を与えた。


シオン「・・・・・・枯吸死の音色（ダークメア・カラー）!!!!!!!」

エルザ「最大限まで上昇した攻撃力は魔法を弾き、狙いの的を切り裂く!!!!!!!」


〝黒羽の鎧〟を纏うエルザに枯吸死の音色が襲いかかった。

エルザは音色を弾き返し、シオンに斬りかかった。


シオン「・・・・・・・・・敗北らしいな、私は。それと何故止めを刺さない!?」

エルザ「犯罪者には興味が無いだけだ。・・・・・・・ウェンディ、ルーシィを起こして、皆の所へ戻るぞ。」

ウェンディ「あっ、はい!!!!」


第141話へ続く