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〜第145話　破壊の王国!!!漆黒竜VS風竜【前篇】〜

過去に〝史上最悪の暗殺兵器〟と全世界に異名を齎した物が目の前に居る事も関わらずに妖精の尻尾（フェアリーテイル）の魔導士は立ちはだかっていた。

暗殺兵器：アルレントとナツが一瞬だけ眼を合わせると同時に滅竜魔導士は一斉に動き出した。


ライク「コイツの体内には〝自爆装置〟が仕掛けられてたはずだ、速攻で倒さねぇと全員であの世行きだ。・・・・・・雷竜の鉄拳!!!」

ガジル「・・・・・・・ケッ、結構錆び付いた鉄だな。コイツをブッ倒しても鉄分は手に入らねぇな。」

アルレント「グワワァァァッッ・・・・・・・ァァアア!!!!!!」


錆び付いたアルレントの鉄に硬く頑丈な雷竜の拳が放たれたが、無傷の様子でアルレントは拳に雷を集め、ライクへと放ち返した。

ザキア曰く、この魔法は〝融合神魔法〟と呼んでおり、空気中の物質を融合し、相手が放った魔法に似た攻撃を放つという。


マカロフ「黒魔導士：ゼレフが生み出した〝禁忌魔法〟の一種じゃ。融合された物質は〝有毒物質〟へと変化し、空気中に————」

ザキア「〝千年の闇鎖（サウザンド・デスヘイズ）〟!!!!!!」


ザキアは腰に構えられていた太刀を抜き取り、マカロフへと光を消滅させる〝闇〟の鎖を解き放った。

しかし、マカロフの目の前に立ちはだかったのは〝ゼア・ルクソード〟であった。

ゼアは腰から抜き取られた太刀で鎖を巻き取り、そのまま鎖を消滅させる。


ゼア「・・・・・・・邪悪な闇がまだこの世に実在するのであれば、俺は何処だろうと廃除しに来る、疾風の速さでな。〝風竜の咆哮〟!!!!!」

ザキア「〝漆黒竜の咆哮〟っっ!!!!!」

マカロフ「〝漆黒〟を排除しようとする〝旋風〟とその〝旋風〟を消滅させる〝漆黒〟・・・・・。」


両者の咆哮は途中でぶつかり合い、同時に偉大なる咆哮は爆風を巻き起こした。

漆黒に染められた爆風は暗殺兵器と闘う滅竜魔導士たちの最悪な敵ともなった。


ライク「・・・・・・・・このまま戦闘が続けば、ラスルーン・タワーだけじゃなく〝王国（ここ）〟自体が消滅するぞ!!!!」

ウェンディ「どうすればいいんですか!??」

ゼア「まずは全住民を高台へ避難させろ。その後はオレが命を懸けて、〝暗殺兵器（アルレント）〟をぶっ壊す!!!!」


【中篇】へ続く