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【番外編SP】〜第3話　最強の女騎士VS黒足の海賊〜

所変わって、海賊船から少し距離を取った場所では緋色の髪を靡かせる女性と纏わり付く金髪の男が勝負をしていた。


エルザ「〝黒足のサンジ〟と言ったなっ!?私は〝エルザ・スカーレット〟。ギルド最強を誇る為、覚悟して望め!!!換装—天輪の鎧っ!!」

サンジ「・・・・・・・・」

エルザ「どうした、攻撃を避けねば貴様は血塗れになるぞ!!!容赦せずにやらせてもらう!!!・・・・・・循環の剣（サークルソード）!!!」


無言状態で腕組をしながら立ち、顔を下へ向けているサンジに妖精女王〝エルザ〟は容赦なく剣で切り裂いた。

切り裂かれたサンジは血塗れとなりながらも無言状態のままで居た。


エルザ「・・・・・・・何故だ、何故私を攻撃しない!?まだまだやらせてもらうぞ!!!天輪・五芒星の剣（てんりん・ペンタグラムソード）!!!!」

サンジ「・・・・・・・・・・俺の礼儀（マナー）だからだ!!!」


腹部を切り裂かれたサンジはエルザの攻撃に動揺せず、そのまま血塗れの状態で倒れ始めた。

倒れ始めると同時にエルザに向けて一言を放つ。


サンジ「・・・・・・・・・・〝俺は死んでも女は蹴らん〟!!!!」

エルザ「（な・・・何者だ、コイツ!!反撃もせず黙ったまま喰らうなど海賊にしてはありえん。）」

サンジ「俺達はアンタ等の町を荒らすつもりもねぇし、汚すつもりも一切ねぇ。それだけは頭に入れといてくれ・・・・・グハァッ。」


一方、マグノリア全域では麦わら海賊団船長〝ルフィ〟と最強チームの火竜〝ナツ〟が白熱の戦いを起こしていた。


ルフィ「エースと同じ実でも食ってんのか、火ばっか吹きやがって!!!!ゴムゴムの銃（ピストル）っっ!!!!」

ナツ「〝実〟ってどういう意味だ!?俺は直接イグニールから教わって、得たんだ。火竜の鉄拳!!!」


お互いの能力を理解していない両者は燃え上がる炎を纏った拳と伸縮する拳でぶつかり合った。


ルフィ「面倒な野郎だなァ、テメェ!!!一気に片を付けてやるっ!!!・・・・・・・ギア2（セカンド）!!!!!!」

ナツ「お前が本気で来るなら俺も本気でやってやるっ!!!・・・・・モード・雷炎竜!!!」


第4話へ続く