二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: FAIRYTAIL 〜闇を砕く魔導士〜 一周年企画開幕!! ( No.387 )
- 日時: 2012/06/29 21:47
- 名前: 雷人 ◆5GapKydGRo (ID: Z5cmkimI)
〜第176話 六英雄【後篇】〜
仲間が捕らわれてから一夜が明けると出来事は絆の奇跡の様に突然訪れるのであった。
門番として扉前で仁王立ちをしていたアキレスの元に三人の滅竜魔導士と三匹の猫が仲間を助けに来たのだ。
ナツ「偶然ギルドに戻って見たらゼオンとハッピー達が居たから一時は驚いたけど目的は一緒だ、今から大規模な戦争が始まんぞ。・・・・・・名称〝政府脱会大戦争〟ってのはどうだ!?」
アキレス「貴様等は本当に幸運なお客さんだ、俺等を本気で怒らせて戦争を起こすとは。だけど、その名称は気に喰わねぇな。〝妖精暗殺大戦争〟の方が良いんじゃねぇか、お似合いだぜ。」
ナツ「負ける気がしねぇ、久しぶりに大暴れすっか!!!ハッピー、俺を空高く飛ばせェェッ!!!」
ハッピー「あいさー!!!」
翼を舞わせて飛ぶハッピーはナツの体を持ち上げると天空を目指して、高く飛び立った。
しかし、怒りに満ちたアキレスは今までに見せた事無いほどの威力で魔法を操り、ハッピーの行動を邪魔した。
アキレス「〝反転化〟!!!」
ライク「空間に革命を起こす出来るはずねぇ!!!例え相手が兄ちゃんだろうと俺が信頼したギルドに手出したらぶっ殺すぞ!!・・・・・・雷竜の咆哮っっ!!!」
アキレス「反転化は指定した空間で魔法を弾き返す効果がある、お前の行動はただの自殺行為に過ぎねぇ。」
ゼオン「魔法が駄目なら武器で殺すだけだ。ヴァイア、〝魔女の鎖鎌(メディオン・セイバー)〟だ!!!」
ヴァイア「攻撃タイプの鎖鎌だね、了解!!!〝魔女の呪いに遂げし鎖鎌よ、悪魔の心を解き放て〟!!!!」
その言葉を唱えたヴァイアは魔女の攻撃を放つ鎖鎌へ変形し、ゼオンの手に渡ると反転化を起こした空間を切り裂いた。
魔女の眼を持つ鎖鎌は敵の行動を逸早く読み取り、魔女の牙は相手を切り裂くと呼ばれている。
アキレス「武器変形魔法・・・・・・今までに確認した野郎はシェルトだけだったが、オメェもか。〝反転斬撃〟!!!」
ゼオン「〝魔女狩り〟!!!斬撃技は鎖鎌に通用しねぇ、それより天空の警戒は大丈夫なのか、クソ野郎!?・・・・・・くっ、魔力が持たねぇ。ヴァイア、変形解除!!!」
天空からは翼を羽ばたかせるハッピーと火竜の鉄拳を構えるナツが急降下して居り、アキレスの頭上を目掛けて勢い良く放たれた。
その後、火竜の鉄拳はアキレスの仮面を砕き、アキレス自身にも大きなダメージを与えたという。
アキレス「俺の戦魂とも呼べる仮面を砕くとはいい度胸だ、〝反転太鼓(リバシスト・メルー)〟!!!!」
ゼオン「刃鎖摩鋼(レバーシブル)!!!!反転の波撃ちも良い所だぜ、ったく。刃竜の鎖でお前の腕に手錠を掛けてやるぜっ!!!」
ライク「無駄な攻撃は止めろっ、ゼオン!!!現在のアキレスに魔法なんか通用しねぇ、仮面を外した兄貴は覚醒してんだ。・・・・・・・俺の覚醒滅竜魔法を遥かに上回る覚醒・・・・・・」
仮面が砕けたアキレスの表情は余裕を見せて居り、口元で笑みを浮かべるとゼオンの放った鎖を避け切って、腹部を殴り飛ばした。
背を壁に衝突させたゼオンは痛みを堪えながら立ち上がり、全身に銀色の刃物を纏わせるとアキレスを睨み付けた。
ヴァイア「覚醒で魔法が弾かれるなんて考えられない、必ず何か裏に秘策がある筈だ。僕はそれを解明するから一時抜け出すよ、その間のゼオンを頼んだ。」
ナツ「あぁ、任せとけ!!!それより今は戦いに集中すんぞ、ハッピー!!!〝火竜の咆哮〟!!!!」
アキレス「月滅反転化(ムーン・オブ・ドレイブ)!!!!」
シェルト「(この空間の歪みは唯物じゃない、月が滅亡する時の空間の様に。全空間が暗闇の霧に隠される・・・・・・)」
ナツ「暗闇の空間だろうと繋がる絆は心の灯火で相手を的確に仕留める、火竜の鉄拳っ!!!火竜の煌炎、火竜の翼撃ィッッ!!!」」
空間自体を暗闇の霧で覆われたがナツは怯む事無く手元の炎でアキレスを殴り続け、魔法が通用しない筈のアキレスは血を流した。
すると、その事に気が付いたヴァイアは何かを閃く様に疑問を突き止めた。
ヴァイア「裏手で魔法を弾いていたのは誰でも無い、このギルド内の空間だ!!!!常に反転化でも変える事の出来ない空間は停止した状態で対象人物への魔法を弾く仕組みになっているんだ。・・・・・・・勿論、四皇神と王神には魔法が通用しない。」
ナツ「でも実際は喰らってんじゃねぇか、意味が良く分かんねぇな。」
ヴァイア「簡単に説明すれば、常に停止した空間は月の消滅の空間には逆らえずに変化して魔法が効く様になるんだ、まだ分からないか!?・・・・・・まぁ、とにかく効くんだよ!!」
ライク「・・・・・・・・・・んなら遠慮なく、〝雷竜の角燐〟!!!」
アキレス「仕組みを理解するとは上等な猫だがそれは悪魔で推測に過ぎない、本当にそれで良いのか?」
ヴァイア「(まだ裏手が残っているのか!?確かに魔法も与えているし魔法を弾く事も出来ない空間だ、どうなってんだ?)」
アキレス「例えば〝俺がオレ〟じゃなかったらどうすんだ!?魔法も与えれるし魔法を弾く事も出来ネェだろ!!!!・・・・・・・常に裏手の裏を読んでんだ、オレはよ。」
第177話へ続く