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〜第179話　OPERATION TECHNICAL〜

此処は消滅計画の準備室ともされる〝製作工程所〟という場所でこの場所に残る一人の四皇神が潜んでいると聞きつけたエルザとガジルは無用心な姿で現れた。

しかし、四皇神らしき魔導士の姿は何処にも居なくエルザとガジルは計画書や武器を製作している部下達を倒し続けていた。


ガジル「此処に四皇神の野郎が一人潜んでるって聞きつけたんだが何処に身を隠してる!?部下なら知ってんだろ?」

部下1「敵ギルドに教える義理は無いッスよ。ってかあの方は普段何処に居るか俺等もあんま知らないんッス。・・・・・・・・・って事で襟を掴んでるこの手、離してもらえます?」

ガジル「ケッ、お前も仕えねぇ部下だな。・・・・・・・・・あぁん!?一瞬、あっちの方で火花が散らなかったか?」

エルザ「部下達は確実に全員倒した筈だ、例え残っていても逃げる筈だろう。そう推測すると彼が最後の四皇神だな。」


ガジルが指差した方角には確かに何か武器を作っている様な火花が散って居り、エルザの推測通りに部下でない事は確かだった。

二人が近寄るが四皇神らしき魔導士は身動きも取らず、ただ武器への製作へ励んでいた。


ガジル「消滅計画は俺等の手に拠って壊滅する、武器を製作しても無駄だぞ。それよりお前をぶっ壊す!!!鉄竜棍!!!!」

エルザ「換装———黒羽の鎧!!!・・・・・・・戦闘開始だ!!!!」

？？？「製作している武器は俺専用の大剣だァ、消滅計画には高級素材を使用する。・・・・・・・・っと出来た、黒大剣〝ムサシ〟!!!」

ガジル「その素材は結構美味そうな鉄じゃねぇか、喰い壊させて貰うぜ!!!」

？？？「新作の大剣を喰われちゃ俺の誇りが汚れる、お前に喰わす鉄はねぇしな!!!〝振動（グレイン）〟!!!」


謎の魔導士は地面に新作の大剣を叩き付けると地面に振動を与え、ガジルの行動を混乱させると同時に地割れを発生させた。

すると、ガジルの背後から〝飛翔の鎧〟を纏わせたエルザが速度をMAXにして猛ダッシュをして走ってきた。


エルザ「貴様の罪は相当重いだろうが速やかに評議院へ自首する事を願望する。〝飛翔天剣〟!!!」

？？？「俺には何一つ罪は無い、全ての罪を背負うのは〝王神〟なのだから。〝シルテリア〟!!!」

エルザ「グハァッッ!!!」


エルザの仕掛けた魔法は謎の魔導士の〝シルテリア〟という魔法反転化をする魔法を仕掛けて弾き返された。

ガジルとエルザの全身からは血が大量に流れて居り、既に立てない状態へとなっていた。


第180話へ続く