二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: FAIRYTAIL 〜闇を砕く魔導士〜 一周年企画開幕!! ( No.396 )
- 日時: 2012/07/24 13:57
- 名前: 雷人 ◆5GapKydGRo (ID: PAeJS2fQ)
〜第182話 君臨する魔骨竜!!星霊に対立する黒き闇魔法〜
アクアマの他に死兵隊〝三大最強〟を誇るもう一体は別名〝魔骨竜〟を称えるドラゴン————『キュルセイス』である。
全身に肉体は存在せず、骨のみで体を自由自在に操る事が出来るキュルセイスは全死兵隊を一時生け贄にする事で君臨する悪魔だ。
ガジル「全身が骨だろうと物理的な魔法は通用する筈だ、砕き壊してやる。面倒な仕事だがコイツさえ倒せば、生け贄にされた死兵隊も倒れるんだろ!?早く片付いて良いじゃねぇか、ギシっ。」
デギオン「長きに渡って探し求めた竜はそう簡単に死なねぇ、それだけは伝えてやる。・・・・・・・それとコイツは俺の言葉で操作が出来る、無茶な事だろうとな。」
ウィング「(この威圧感は何だ、何か目の前から抑え殺される様な威圧感。まさかこの威圧感はデギオン本人に隠された未知なる魔力を示しているのか!?だとすれば、相当な破壊力な筈だ。)」
エルザ「言葉で操作が出来る!?アクアマ戦の時はアクアマ本人が魔法を繰り出して居たがどういう事だ?・・・・・・・・・まさか貴様は星霊魔導士か!!!」
デギオン「・・・・・・・星霊魔法なんて弱魔法を俺が使うと思ってんのかよ、星霊なんか頼りにならねぇから俺は長年の月日を掛けて、星霊魔法を遥かに上回る〝幽霊魔法〟を生み出した!!!」
幽霊魔法とはデギオン本人が生み出した次世代の魔法で幽霊界(地獄)から所有する霊を魔法界に取り出す魔法。
仕組みは星霊魔法とは変わらないが攻撃力・瞬発力を星霊より遥かに誇る幽霊は相当な魔力をも持つ。
ウィング「違う、お前は二種類の魔法を所持している筈だ!!!一つは〝幽霊魔法〟を判明したがもう一つは何だ!!!その威圧感からすると幽霊魔法が所持魔力(威圧)の3割だとすると残りの7割程の力を誇る魔法。」
デギオン「・・・・・・・見抜く能力を所持してんだな、お前の眼————いや、銀火竜の眼はよ!!!そうだ、確かにその推測は正解に近い。でも、未だだ。まだその披露会は成り立っちゃいねぇ。」
エルザ「銀火竜の眼!?どういう意味だ、デギオン!!!ウィングは確かに『銀火竜』という異名を持つが眼というのはどういう事だ!!!」
デギオン「野郎は本物の人間じゃねぇって意味だ。コイツは魔導士と竜に育てられた人間〝竜人〟なんだよ!!!・・・・・・正確に言えば、人間に化けた竜だ。」
ガジル&エルザ「!!!」
ウィング「・・・・・・・・・全て真実の話だ。俺は本物の銀火竜と母親と呼べる魔導士〝グレメス・ディスード〟に育てられた竜人。元々は人間だったが魔水晶実験体とされ、体内に銀火竜の魔水晶を取り入れ、眼は銀火竜の眼へと変わった。でも、銀火竜は突然姿を消し、母親のグレメスは俺が11歳の時に他界した。」
ガジル「その銀火竜が居なくなった日は777年7月7日か!?」
ウィング「確かにその日付だが他の竜とは関わりはねぇ筈だ。」
デギオン「銀火竜の行方を知りたいか、ウィング・ディスード!?」
ウィング「生憎、今更知った所で何かが解決するとも限らねぇから聞くのは又今度にする。それとも知らせないといけねぇ事情でもあんのか?」
竜人である姿を明かされたウィングであったがエルザやガジルは気にする様子も見せず、前のままに会話をし続けた。
竜人と言えど現在は完全なる人間化を遂げた元竜人であるのだから。
ウィング「全身の肉体は人間化を遂げても眼だけは戻らねぇ、最高の出来事じゃねぇか!!!・・・・・・・・んじゃあ、戦いでも始めるか。」
デギオン「面白い野郎だ、テメェは。〝大骨回転(ボーンスピン)〟!!!」
ガジル「ギシっ、弱々しい回転は簡単に避けられんぜ。〝鉄竜剣〟!!!」
エルザ「換装———天輪の鎧!!!循環の剣(サークル・ソード)!!!」
キュルセイス「・・・・・・・グワァァァァアッ!!!!!!」
デギオン「魔骨竜の咆哮は何時聞いても神秘的だ。それにこの咆哮は激怒した合図、お前等は数分後に殺される。好きにやれ、キュルセイス。」
魔骨竜〝キュルセイス〟は全身に黒と紫のオーラを漂わせ、足元の骨を数本ほど地面へ突き刺した。
すると、全身の黒紫のオーラを体内へ吸収し、丸で獲物を狙うかの様に素早い動きで口から呪縛の光線を出した。
デギオン「この光線を喰らった肉体は一瞬にして溶け、骨をキュルセイスの体内へ吸収される。例え全身に鎧を纏っていてもな。」
ウィング「火炎銀河空天〝天ノ川〟!!!マグマの川は一瞬にして、全ての物を焼け溶かす。絶対に!!!」
デギオン「呪縛の光線を焼き尽くすなど無理にも程がある!!!それは瞬間的早さを誇る光線に関しては到底不可能な魔法だ。」
ウィング「誰も俺は光線を焼き尽くすなんか言ってねぇぜ。お前も騙されやすい性格してんなァ。・・・・・・・これは罠(トラップ)だ。」
素早い動きで三人に近づく光線であるがウィングは三人の目の前にマグマの川を作り出し、光線自体を此方から焼き尽くすのではなく、光線自体がマグマの川へ突撃するように仕掛けた。
見事に光線は焼き尽くされ、三人は何も喰らわずにキュルセイスへ攻める事が出来た。
デギオン「此方から仕掛け罠へ突撃するとは面白い、キュルセイスの役目は終わりだ。残る三大最強は誰だと予測する?」
ウィング「誰が来たって俺達三人でブッ飛ばしてやる。」
第183話へ続く