二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: FAIRYTAIL 〜闇を砕く魔導士〜 一周年企画開幕!! ( No.397 )
日時: 2012/07/31 10:31
名前: 雷人 ◆5GapKydGRo (ID: PAeJS2fQ)

〜第183話 幕を閉じる銀火竜伝説〜

魔骨竜と名を称えたキュルセイスが倒れ、最後の一人となった三大最強の主————〝鬼神〟こと〝レイヴン・デススカル〟。九刀流の使い手で指の間と口に構えて使用する珍しい剣術を使う。
体術である魔法も得意で〝異次元魔法〟を使用する。

レイヴン「準備は良いか、糞雑魚ども!!!只今から特別な授業を開始する。面白いショータイムにしようぜ、お互いに。」
ウィング「思い出に残るような特別授業にしてやるから安心しな、銀火竜の飛弾!!!」
レイヴン「腕試しに一本から開始しよう、妖刀〝雪女《ユキヒメ》〟だ。・・・・・・・無天疾風《グラフィティ・ストーム》!!!」
ガジル「危ねぇ!!!」

ガジルは一瞬の勢いで先輩の位置に値するウィングを背中で庇い、そのまま刃で突かれたガジルは血塗れで倒れた。その後、貫通技である〝無天疾風〟はエルザの鎧を砕き、そのまま貫通した。

ウィング「一気に二人を仕留めるとは焦らせてくれんな、アンタ。」
レイヴン「当たり前だァ、俺は死兵隊の三大最強。俺の所有者《オーナー》に恥をかかせる訳にはいかねぇ、剣士として。」
デギオン「恥《プライド》を懸けた戦いとは面白い、我からも攻撃をさせて貰う。〝白黒境《モノクログラァー》〟!!!」

デギオンはウィングを真っ二つに分けると闇に満ちたウィングと正義のウィングを生み出した。

デギオン「悪魔と天使だが二対二の勝負を開始させて貰う。〝白黒槍騎兵《モノクロランス》〟!!!」
正義ウィング「僕には貴方の魔法が何か全く分かりません!!!でも、勇者に成る為に仲間の仇を取る為に貴方を倒します!!!銀火竜の鉄拳!!!」
レイヴン「悪魔の如く、息の根を堪え、気配を消す。五輪体術〝風林撒法〟!!!」

レイヴンは己の息を寸前まで殺し、気配をその場から消すと二人のウィングに襲い掛かった。さらに鉄拳を放った正義感のウィングだがレイヴんに攻撃を受け、怯んだ所をデギオンの槍騎兵《ランス》で止めを刺される。

悪魔ウィング「片方の存在が消えれば、もう一方の存在は安らかに姿を消す。それこそ異次元魔法の特徴・・・・・・。」
レイヴン「九刀流に勝てる筈が無い、己の弱魔法では。死兵隊へ入団しろ、銀火竜のウィング。」
デギオン「〝転送《リヴェート》〟」

デギオンは手の平から紫の魔法陣を仕掛けるとウィングを死兵隊の拠点となる〝幽霊界〟へと連れて行った。ガジルやエルザは立ち上がる事すら出来ず、ウィングは死兵隊として一生を生きる事となった。

—————幽霊界〝エンドウェーブ〟にて

レイヴン「本日より此処の幽霊界を仕切る王となった〝レイヴン〟だ。お前等は何故戦いで負ける?・・・・・・・・修行不足だからだ。その為、本日から一年間は所有者《オーナー》の許可を得て、俺以外の死兵は修行に取りかかれ。」
アクアマ「幾ら何でも無茶過ぎだろ!!!」
レイヴン「口の聞き方には気をつけろ、俺は既に王の座を得ている。もう昔の様に三大最強ではない。寧ろ、最強の異名は俺だけにある。」
キュルセイス「キュラララァァァア!!!!」
レイヴン「調子に乗りすぎだと?お前には痛い刑罰を与えなければな。〝消滅《スリルエンド》〟。」

レイヴンはキュルセイスに巨大な魔法陣を仕掛けると頭上から暖かな日差しを浴びさせ、全身を消滅させた。その後、仲間の記憶からも存在が消去された。

アクアマ「俺は何を見ていたんだ?何か恐怖を感じる様な出来事・・・・・いや面白い出来事なのか?」
レイヴン「今後、俺に逆らう者は徹底的に排除して行くつもりだ。覚悟して置け、野郎共。」

所変わって、製作工程所。デギオンは得意とする真実の異次元魔法〝白黒魔法《モノクロマジック》〟でガジルとエルザに苦痛を与えていた。

ガジル「銀火竜が死んだだと?本当に言ってんのか、テメェ!!!」
デギオン「嘘の出来事に思えるか、この地面の血塗れを見て?大量の血を吐けば、確かに死ぬ。現在は死兵隊の一員として俺の仲間になってもらった。」
エルザ「銀火竜が簡単に死ぬ筈無い、まだ息は有る筈だ!!生きているか、銀火竜?」
デギオン「信じられねぇなら死体でも見せてやろぉか?・・・・・・ほらよ、これがその死体だ。って訳ねぇだろ!!!!」

デギオンは死体と呼ぶウィングを取り出したと思うと死体は正義と悪魔の欲望の塊であった。欲望はそれぞれ怪物《モンスター》と化し、ガジルとエルザに襲い掛かった。

第184話へ続く