二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: FAIRYTAIL 〜闇を砕く魔導士〜 一周年企画開幕!! ( No.446 )
日時: 2012/10/13 20:12
名前: 雷人 ◆5GapKydGRo (ID: hAtlip/J)

〜第201話 最後の新世代!!強者を率いる前代未聞のギルド〜

時期変わって、現在のワダタミ戦状況。無意識に脳内で混乱を起こしているライクは滅竜カードで生み出された偽の雷竜に鉄拳を何発も喰らい、吹き飛ばされていた。

ワダタミ「黒夜叉ってのは強者だと聞いてたが単なる噂に過ぎなかった様だな。妖精の尻尾のテメェ等に警告を発する。マグノリアにギルドは一つで十分だ!!!」
グレイ「嘗めた口聞きやがって!!!アイスメイク—槍騎兵《ランス》!!!」
ワダタミ「〝サークル〟!!!」

グレイはワダタミへ氷の槍を放つがワダタミの目前に仕掛けられた謎の空間で反発を起こし、グレイの元へ氷の槍は戻って来た。

ワダタミ「挑戦なら何時でも受けてやる。・・・・・精々、恥から逃れる事をお勧めするがな!!!」
ナツ「待てよ、コラァッ!!ギルドは一つで十分だァ?んなモンは関係ねェ!!!・・・・・・・・こっちは楽しくやってんだよ!!!火竜のォ煌炎!!!」

ナツは巨大な火の球を偽雷竜へぶつけ、偽雷竜は滅竜カードの中へ姿を戻した。ナツはワダタミを睨み付け、全身に炎を纏う。

ナツ「ギルドの個性があるから色んな依頼が色んなギルドへ回るんだろォ!!!・・・・・・テメェ等よりも俺等の方が断然つェーぜ。」
ワダタミ「炎の勢いで脳内まで馬鹿になったか?」
ナツ「格がちげェって言ってんだよっっ!!!火竜の———」
ガジル「鉄竜の———」
ナツ&ガジル「咆哮!!!!」

ガジルはナツの背後から姿を現し、ナツの頭上からブレスを吹いた。同時にナツも火竜の咆哮を吹き、火竜と鉄竜の咆哮が合体を遂げた。

ワダタミ「何度やっても同じだ!!〝サークル〟!!!」
ガジル「ギシっ、移動速度がおせェー!!!」
ジェット「〝隼天翔〟!!!」
ワダタミ「グハッッ!!!」
ガジル「〝鉄竜のォ鉄拳〟!!!」

ワダタミはジェットの蹴りを腹部で喰らうと飛ばされた先にガジルがこぶしを構えて、殴り飛ばす。

ナツ「個性ってのは何処のギルドでも違う!!!・・・・・・・そうだろ。」
ジェット「今回が初の小説活躍だったぜ・・・・・・トホホ。」
ワダタミ「個性・・・・・ねェ。考えて置くよ、テメェ等の殺し方をな!!」

ワダタミは煙幕を地面へ投げつけると一瞬にして姿を消した。煙幕を薙ぎ払って、ナツは追いかけ様とするが姿が無い為、無理であった。

ガジル「鉄分補給しねェとな。・・・・・・それよりも良いのかよ、野郎を放って置いて。」
マカロフ「彼は大変器用な魔導士じゃからのぅ〜、奴から現れん限り、跡を追えぬ。」
ナツ「はぁ・・・はぁ。久しぶりに魔力を使い過ぎて、疲れた。」
グレイ「ライク・・・・・放って置いて良いのか?かなり重傷だし、意識も無いみたいだぜ。」

ライクは無意識に全身から電撃を放ち、床に膝を付けて正座で絶望に堕ちていた。しかし、魔力が途切れると同時にライクは意識が飛んだ。

カカシ「我とした事がカード系魔導士一人も倒せず、無念。」
アキ「無闇に彼《ライク》へ手術をする事は危険よ、特に意識が無い彼は。私が星の力で解決する。〝星屑よ、我が肉体に治癒となる力を授けよ〟!!!」

アキの全身は天空の星へと光で繋がり、治癒魔法よりも効率が良い能力でライクの意識を戻し、重傷の怪我を治した。

ゼオン「・・・・・・・忍者の末裔らしき野郎、その女を連れて逃げろ!!!付け狙われてんぞ!!!」
カカシ「肉体系の彼に違いない、逃げよう。」
???「忍者の末裔は俺だぞ、銀髪ヤロォ!!!俺の名は〝ツルタ〟。伝説上の忍〝弦田 斬丸〟の子孫だ!!!」

弦田 斬丸《ツルタ キリマル》とは魔法界で伝説三忍の一人である実力者である。斬法を得意とし、肉体派の彼は死ぬ間際に〝この世に子孫を残した〟と伝えた。

ツルタ「家兵共ォ、このギルドを潰せ。俺はカカシを追う!!!・・・・・・・っとォ。銀髪ヤロォ、其処退けよ。」
ゼオン「俺が動くより、テメェが諦めろ。動くのは面倒だ。」
ヴァイア「〝飛行形体・アスカ〟!!!」
ツルタ「子猫に頼らねェと空は跳べねぇのか。〝大名刀・白夜〟!!!」
ゼオン「それの所有者、元々は弦田 斬丸だろ?子孫のテメェが扱える代物じゃねぇ筈だ。〝三千世界〟!!!」

ゼオンは両手を鎌へと変えると空気を切り裂き、ツルタの周りの空気を排除した。しかし、ツルタは勢い良く空気を蹴るとゼオンの背後へ一瞬で移動する。

ゼオン「グハァァッッ!!!」
ヴァイア「も・・・もう無理。」

ゼオンの背中に備え付けられたヴァイア《変形モード》は分離され、空中へ飛んでいたため、二人とも落下した。

ツルタ「さてと・・・・・カカシをゆっくり殺すか。」
ゼオン「待てや、コルァァッ!!!〝刃竜の咆哮〟!!!・・・・・空中だろーが地上だろーが攻撃は通じんだよ!!!」
ツルタ「忍者の末裔に勝てると思ってんのか、刃竜やァ?」
ヴァイア「巨体モード〝アテノマ〟!!!」

ヴァイアは巨大なメカへと変形するとツルタの体を掴み、ゼオンの攻撃が当たる様にした。しかし、ツルタは煙幕を落とし、ヴァイアから離れる。
一方、別の試合では・・・・・

第三武将〝百撤剣のテツ〟「ツルタ様には誰も逆らえない、真実の眼がそう言うのだから。息の速度が乱れを成して居る、清純に保て!!〝乱れ許欠《みだれこけつ》〟!!!」
ガジル「鬱陶しい野郎だぜ。鉄竜剣!!!」
テツ「悪足掻きは良からぬ!!・・・・・先手、頂くで厶《ござる》!!〝スピードラッシュ〟!!!」
ルーシィ「(何か忍者じゃない技名キタァー・・・・・)」

ルーシィは心で思ったが口には出さなかった。しかし、ガジルの鉄竜剣は粉々になって血塗れた腕へと変わり、ガジルは右膝を一本付いた。

テツ「剣道では先手を成す者こそ武道へ相応しいとされる。居合いも同様、集中すれば的確に弱点を突き、斬り付ける。・・・・・・御主は武道へ相応しくない、此処で仕留めるべし!!」
ガジル「・・・・・・ギシっ。右膝一回地面に付いたぐれェじゃ、俺は仕留められねェぜ。鉄竜のっ———」
テツ「又しても一本!!!〝天頂落下《てんちょうらくか》〟!!!」
ガジル「咆哮ォッッ!!!!!!!!!!!!!!」

テツは自慢の名刀〝武撤〟の刃でガジルのブレスを防ごうとするが威力がかなり絶大で名刀の刃は二つに圧し折れた。

ガジル「鉄分さえ補給出来りゃァ、これ位は容易い。」

ガジルは地面へ落ちている乱れ許欠が放った無数の刃を蓄えている。乱れ許欠は無数の小刀を投げつけ、相手に乱れを入れる技である。

ガジル「まずは一本同士だな。だが、テメェの名刀は圧し折れた。残るモンは何もネェ。—————————ジ・エンドだ!!!」
テツ「諦めが悪い男に成長した俺は・・・・・・まだ凌ぐ!!!〝殴業《パンチ》〟!!!」
ガジル「・・・・・・もう終わりだ。」

ガジルはテツの拳を血塗れの右手で受け止め、テツの腕を捻ってテツの身体を地面へ叩きつけた。
所変わって、第三試合。

第一武将〝極寒のウルフ〟「〝凍結虎《ブリザード・タイガー》〟。」
グレイ「無口な野郎は一番キレェなんだよ!!!アイスメイク—稲妻《サンダー》〟!!!」
ウルフ「・・・・・・成す術無し。真に受けよう。」

ウルフは頭上から落ちる氷の雷をビクともせずに喰らうが何事も無かったかのように立ち上がる。

ウルフ「彼の推定魔力・・・・・測定不能。先程の魔力、彼全体魔力の約15%。」
グレイ「何モンだ、この野郎。」
ウルフ「〝凍結竜《ブリザード・ドラゴン》〟!!!」

ウルフは腕を凍結で造形された竜の姿へと変え、グレイへ襲い掛かった。凍結の竜は丸で大型の剣の様に物を簡単に斬る。

グレイ「氷泉欠《アイスゲイザー》!!!」
ウルフ「・・・・・・断層繋ぎ!!!」
グレイ「んだ?」

ウルフは次々と地面から姿を現す氷の吹雪を次々と交わし、グレイの真横を通ると刀を仕舞った。
すると、刀を仕舞った途端にグレイの腹部と氷泉欠《アイスゲイザー》は斬れた。

ウルフ「断面を同時に斬る真の業・・・・・断面繋ぎ。」
グレイ「・・・・・くっ、かなり痛いダメージだぜ。〝氷天槍・冥轟《アイスランス・めいごう》〟!!!」
ウルフ「〝凍結竜巻《ブリザード・ハリケーン》〟!!!」

グレイは氷の造形魔法で造った槍を無数に撃ち放ち、ウルフへ攻撃する。しかし、ウルフは氷の竜巻で槍を弾き、グレイへと苦痛を与える。

ウルフ「絶望の果てに潜む黒い悪魔。・・・・・・・後悔。氷結魔法〝氷山結界《アイス・ザ・マウンテン》〟!!!自分の後悔で絶望の地に堕ちろ!!」
グレイ「(絶対氷結よりも強い魔力を感じる。)」
第七武将〝エンド〟「無闇に魔法を撃たない方が身の為ぜ、裸野郎。」
グレイ「うるせェっ!!!今はこの魔法を破壊する事だけを考えさせろ。」

グレイは血に塗れながらも手に明るい輝きを持つ氷を出現させ、ウルフが放った絶大な魔法へと氷を放った。

グレイ「・・・・・・・・・〝氷星剣—アイスバーン〟!!!」
ウルフ「たった氷の刀一つで何が出来る?」
グレイ「出来るとも、希望があれば何だって!!!」

グレイはウルフが放った絶大な魔法を真っ二つに斬り裂き、空中に綺麗に輝く氷の屑を舞わせた。

辰五郎「化物がこの田舎にも未だ潜んどったか、こりゃァ傑作だ。武道を歩むべし者、健全なる精神を純粋に保たねば負けるぞ、ウルフ。」

第202話へ続く