二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: FAIRYTAIL 〜闇を砕く魔導士〜 一周年企画開幕!! ( No.455 )
- 日時: 2012/11/17 17:40
- 名前: 雷人 ◆5GapKydGRo (ID: r4Z/N5De)
〜第207話 恐るべき脅威!!!元評議院の三大勢力、現る!!〜
突如現れた極悪闇ギルドの幹部である二人の魔導士。人間と猫《エクシード》の二人で猫《エクシード》の方は銃を持っている。
彼の名は〝シーザー・ズ・ブラウン〟と〝クルト〟である。
シーザー「滅竜魔導士が生温い心で戦われては赤っ恥だぜ、同じ滅竜魔導士として。」
クルト「私もそう思いますデス。同じ猫《エクシード》として主である滅竜魔導士を護れぬとは。」
シーザー「残り三人!!!出て来いよ、片っ端からブッ殺してやるから!!!・・・・・・・それとも俺等に恐れをなしてるのか?」
シーザーは犬歯が生える歯を見せてニヤリと笑うと片手を伸ばして、中指を動かした。挑発しているのである。
シーザー「お前等が死ぬか、俺等が死ぬか。最高の賭け事とは思わねぇか?」
クルト「私もそう思いますデス。」
シーザー「〝光竜のォ咆哮〟!!!」
シーザーは口から輝く光を吹き出すとその光は忽ち、爆発を遂げた。これこそが光竜の能力である。
光の物質を太陽と連帯する事で爆発する物質が生まれ、空中で自爆を遂げる。
クルト「情報通のこの私に〝不可能〟と言う出来事は恐らく無いでしょう、情報に関しては。」
マカロフ「これ以上、我がギルドを汚すつもりであれば表へ出ろィ。・・・・・わしが一人で相手をしてやろう。」
シーザー「聖十大魔道の首が取れるとはこれはこれで面白い。契約完了、アンタが倒れた瞬間に俺等は魔導士共を蹴散らすけどな。」
シーザーは両手に武器とされる〝長刀爪〟を持つとマカロフの目の前へ一瞬で姿を見せた。
シーザー「光の速度は音よりも———速い。」
シーザーはマカロフの腹に長刀爪を突き刺すとそれを放置して、長い脚で空間を切る。
シーザー「これは警告だ、死ぬ覚悟は出来てんだろうな?」
クルト「〝三銃撃の太刀《トリニティ・アイアン》〟!!!」
シーザー「〝光竜の鉤爪〟!!!」
グレイ「危ない、避けろっ!!!」
ライク「ルーシィはこっちだっ!!!」
ライクは片手にルーシィを引き連れると安全性の高い場所へ姿を移動させた。その後、リサーナやウェンディなどの女魔導士もである。ただ、エルザだけは姿を現し、決闘の準備をしていた。
ゼオン「エルザは大丈夫なのか?一歩でも踏みはずしゃァ、死ぬぜ。」
エルザ「私の意思は既に出ている。」
グレイ「さてと、一発ぶん殴るかっ!!!」
男魔導士&エルザ「オォォォォッ!!!!」
シーザー「月光に堕ちる暗闇は格別だ。希望から奈落へ落ちろ、糞野郎ども!!!〝光竜の鉄拳〟!!!」
シーザーは全身に光を帯びるとグレイに向かって、鉄拳を浴びさせようとする。しかし、グレイは氷の盾で命を護り、槍騎兵《ランス》へ撃ち返した。
クルト「私を唯の猫と嘗められちゃァ、困りますデス。これでも銃撃士の資格・魔力所持の資格を持ってる者でして。〝土竜の鉄拳〟!!!」
ゼオン「猫《エクシード》が〝滅竜魔導士〟!?聞いた事ねェぞ。」
クルト「私とシーザーさんは第三世代の滅竜魔導士、つまりは竜から直接教わり、滅竜魔法の魔水晶を体内に埋め込んでいるのデス。」
ゼオン「待てよ・・・・猫が竜から滅竜魔法を教わるなんて辻褄が合わねェ。猫は竜が存在を消してから一年後にアースランドに来てる筈だ。来た時には竜は何処かへ行ってる、訳が分からねぇ。」
クルト「私はエドラスの事故で竜が姿を消す三年前にこの地に卵として落とされ、その数ヶ月後に孵化した訳デス。なので約三年間程、竜と遭遇出来ます。その為、土竜〝グリフォン〟に滅竜魔法を教わる事が出来た訳デス。」
前代未聞の出来事でゼオンは言葉を失い、一時考えていた。すると、その背後からクルトが拳銃を持ち、発砲する。
クルト「猫《エクシード》が滅竜魔法を持ってはならないという法律は無い訳デス。」
ゼオン「容訳辻褄が分かった。・・・・・これで試合にも専念できる。」
クルト「〝土竜のォ咆哮〟!!!」
ゼオン「身長差に問題が有り過ぎて、ブレスが届いてねぇぞ。」
ゼオンがそう言った直後である。クルトはリリーの様に体を巨大化させ、ブレスを吐く。
クルト「私は鍛え上げたんだ!!!魔力を上昇させて、滅竜魔法・翼《エーラ》・銃魔法を習得する為に。そして、身体は何時でも伸縮出来るタイプになった。」
ゼオン「だけど、巨大化したのが過ちだったな。忍法〝鎖針の術〟!!!」
ゼオンはクルトの全身に針が付いた鎖を巻きつけ、固定すると口から無数の諸刃を吹き付ける。
クルト「土竜の咆哮っ!!!」
ゼオン「諸刃が・・・頑丈な諸刃が簡単に錆びただと?」
クルトは襲い掛かる錆びた諸刃を手に掴み取ると簡単に刃を圧し折り、地面へ捨てた。
之こそが土竜の特徴的な部分である。例えば太陽の光を長期間受けた地面の土を食うと水分を含まない鋼鉄の土を体内で作り、魔法として使える。又、水で湿った土を食らえば水分を含む土を作り、金属《主に刀や鉄製の銃弾》などを錆びさせる事が出来る。
クルト「体が自由になった所でさっきの分のお返しデス。〝土竜の鉄拳〟!!!」
ゼオン「今のお前は俺が不利って事を知ってて襲いかかって来てんだろ。だけど、俺じゃない人が相手だとしたらどうする?」
グレイ「アイスメイク—氷柱《ブリザド》!!!」
グレイは両腕に氷を纏わせ、太い柱状にするとクルトに向かって殴り掛かった。水分を含む土を持つ今のクルトにとって氷相手は少し厄介である。
クルト「確かにアンタの感は鋭いよ。今の私は氷が弱点、だけどアンタも同じ立場だろ?今強いのは裸男、ただ一人なんだよ!!」
所変わって、シーザー戦。光の滅竜魔導士であるシーザーにはもう一つ隠された魔法が存在していた。
その名も〝白煙魔法〟。煙を実体として操り、相手へと攻撃する遠距離系魔法である。
シーザー「〝白煙拳=右《ライト》〟!!!」
ライク「雷竜のォ・・・・グハァッッ!!!」
ルーシィ「大丈夫、ライク!?開け、人馬宮の扉〝サジタリウス〟!!!」
サジタリウス「ルーシィ殿、本日はどの方を仕留めますか?であるからして〜もしもし。」
シーザー「〝白煙手銃《ホワイトスモーク・ハンドガン》〟!!!」
シーザーは己の腕を拳銃に見せ立てて、サジタリウスに攻撃を仕掛ける。全て煙の弾であるが爆発威力が優れており、当たれば重傷を負うほど。
???「ちぃと暴れ過ぎだぜ、アンタ等。」
突然、妖精の尻尾の扉からサングラスを掛けた男が片手に木刀をぶら提げて言葉を掛けた。
片眼は針で縫った傷痕が残り、腹に無数の斬撃を喰らった傷痕が残る。彼の名は〝ハルス・ディオルド〟。別名〝追放者〟や〝魔王《サタン》〟。
ハルス「指名手配〝光竜のシーザー〟と〝土竜のクルト〟で間違いねェな?本日限りでアンタ等を処刑する。」
シーザー「チッ、豪い輩が又姿を現しやがって。何度目だ、そう言って逃してんのはよ!!!元評議院の三大勢力さんやァ!!!」
ハルス「巡航の船旅で俺ァ疲れてんだ、早く捕まりやがれ。」
クルト「今回で六度目位か、シーザーさん。コイツ、何時も逃してる癖に一々面倒なことしがやって。」
ハルス「六度目だからこそ、捕まえねェとイケねぇんだ。七度目に捕まえるのは嫌なんだよ。」
ハルス・ディオルド。年齢二十一歳、身長体重非公開。元評議院の三大勢力とまで言われた人物。所有魔法は〝鬼神魔法〟。好きな事は寝る事・食事。嫌いな事は〝七〟と付く物。
シーザー「野郎の魔法は化けモンみてェに強ェー。此処は一旦引き返すぞ、クルト。」
クルト「了解デス!!!」
鬼神魔法に恐れて逃げ出したシーザーとクルトであるが、ハルスは追いかけもせずに『マカロフに話がある』と言って、マスター・マカロフを連れ出して行った。
—————数時間後 妖精の尻尾から程遠く離れた史上最強の闇ギルド〝暗殺の神脅《ブラック・リスター》〟にて。
第四黒書〝メリー・クリスマス〟「まさか三大勢力に恐れて尻尾巻いて逃げて来たとはねェ、頑丈のアンタが。」
彼女の名は〝メリー・クリスマス〟。〝黒書人名《ブラックリスト》〟の一人で所有魔法は不明。別名〝死を運ぶサンタ〟。
幼い頃から唯一好きな行事が〝クリスマス〟と変わらず、サンタになる夢を追い続けている。
シーザー「仕方がねェだろ。相手は評議院の三大勢力。下手したら捕まるのも危うい。」
クルト「鬼神魔法。滅竜魔法と同様に失われた魔法の一つで〝鬼殺しの魔法〟。精神に鬼の如き、強い意思を持つ者だけに与えられる。詳細不明の魔法だ。」
シーザー「まっ、マスターなら何とか輩を倒してくれんだろ。」
メリー「アンタは何時もマスターの実力で天敵を倒してばかり。チッとも成長しないねェ。」
シーザーは両手の骨をバキバキと鳴らすと鋭い眼でメリーに告げた。
シーザー「天敵をマスターの手で殺してんじゃねぇ、排除して貰ってるだけだ!!!!」
第208話へ続く