二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: =血塗れた生き残りゲーム= イナイレ 後3人オリキャラ募集中 ( No.44 )
- 日時: 2011/04/07 12:09
- 名前: さくら (ID: as61U3WB)
第二話
此処はとある花畑。其処にサクラ、ジュリア、カノンの3人と全身黒スーツの黒尽くめの男が二人、周りの花に囲まれながら立っていた。
「で。これに私達も参加しろと?」
「無人島で十日間、」
『"0円生活旅行"かぁ!!』
これを見ている読者の皆様は、まだこれがどんな状況か、理解していないだろう。
この為の状況を理解するには、今から軽く10分位前に遡らなければならない。
軽く、そして短く分かり難く説明しよう。
**
場所は同じく、此処はとある花畑。
其処にジュリアとカノンだけが取り残されていた。ジュリアは腕時計を何度も見直しながら言う。カノンは辺りをキョロキョロと見渡していた。
「可笑しいわね。・・・サクラが帰ってこない。」
「まさか迷ったんじゃ・・・?」
「それは多分無いわ。此処はサクラだって何度も来ている所だもの。いくらサクラでも、」
“もう10分になる、”と腕時計を見ながら続けるジュリア。カノンは一向に辺りをキョロキョロとしていた。
その時、カノンが階段を駆け降りてくるサクラに気付いたらしい。
「ジュリア!あれ!」
「あ、あぁ!!サクラ、サクラだわ、」
『二人共———ッ!!遅くなってゴメンー!』
そして、無事サクラはジュリア達のもとへ戻ってきたのだが、ジュリアとカノンが遅れたことを問い返すと、どうやらサクラは迷っていた訳じゃないらしい。
話を聞くと、サクラが水道から帰る時からずっと、サクラをの後を付けていた男達に気付いた。サクラは何とか巻いてやろうと思い、辺りをぐるぐる走っていたが、あまりしつこく追ってくるせいでサクラは諦め、ジュリア達の元に帰った方が良いだろう、と考え、ジュリア達の元へ走ってきた、というのだ。
*
それから、ジュリア達はサクラの後から歩いてきた黒スーツの男達と会い、かくかくしかじかで真っ黒い封筒を渡された。
「かくかくしかじかって何よ。」
何とジュリア様!話が面倒な時に使う代表省略表示の一種を知らないとは!!ある意味超人が来た!!それとあまりリアルな事を言わないで下さい女王様。
話は戻り、その黒い封筒を手渡した黒スーツの二人は私達にその黒い封筒の中の中身の話を、短く話してくれた。
それで、今に至る、と言うわけだ。
**
『ねぇ二人共、何か面白そうじゃない?やってみようよ!?』
「えぇ。私は構わないわ?」
「私も。いいよ」
「「では、必要事項はその手紙に書いてありますので。——では、お待ちしております。」」
そして最後に一人がコチラをチラ、と向いてニヤッと不適に笑った理由までは、今の私達はまだ知る由も無かった。