二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: NARUTO疾風伝 第一幕—鉄の国— ( No.15 )
日時: 2011/05/28 11:15
名前: おぷゥ (ID: R4l9RSpR)


 また・・・すっげぇキモいのが相手だなぁ・・・


ぼりぼりと、頭をかきながら夜鐘は鬼を見据える。彼の手にはクナイ一本。空中戦だから、といい口寄せの鴉達を足場にしていた


対して鬼は、その液状のような体から自分を支える足(触手?)のようなものを地面につきさしている。

  「・・・ギ・・・ギュ・・・・・・」

相変わらずの不快音を大きな目玉から響かせる。

 相手は、どうやらこちらの動きを伺っているようだ。


    とは言っても・・・・・・別に策なんて無いんだけど・・・・



 夜鐘は、ぼんやりと心の中で呟いた、そして夜鐘は空高く飛び上がると、宙を舞った。


   鬼がこちらを見上げている。


 夜鐘は隙を見せぬよう鬼の頭上を捕らえる、そしてクナイを構えてなげおとした。



  一本だったクナイは鬼の近くまで落ちると無数に何重もの円を描いて鬼の目前で止まった。


       「・・・!?」



 鬼は何が起きたのかと、さらに目を見開く。
夜鐘は、その様子を確認すると声をあげた。



  「爆!!」







   ドォオオオオオオオオオオオンン!!




  鬼の目の前で爆発した。

「ゴ・・・・ギ」
 鬼はひゅううううと地面へと落ちていく。
目は閉じて、少し体の体質が透明ではなくなったていた。




   ドサッ







  地面に落ちた途端、空にあったクナイは鬼目掛けて降り注ぎ、鬼の体に突き刺さっていた。

 それは円を描き、深く深く肉を抉る。


   「大仙火輪・・・」

 夜鐘は小さな声で呟き、地面へと降り立った。
鬼は夜鐘の姿を見つけると、暴れだした。

 逃げたいと言わんばかりに、恐怖をあらわにしている。


 「 ギィ!!・・・ギガァ!!!!」

バタッバタッと体の機能を失った鬼は魚のように跳ね上がっている。

 夜鐘は、ふっと足をとめる。彼の足元で地が裂けたからだ



  そして・・・—







      ぼこッ





  地面から現れたのは、はたけカカシだった。右手は青白い光を放ちながら左目は赤い目をあらわにしながら。


     「雷切!」



 カカシの声と共に雷は鬼の体内へと入っていった。