二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: NARUTO疾風伝 ψ鉛雲の章 ( No.5 )
日時: 2011/04/07 19:00
名前: おぷゥ (ID: ohiIgZdM)


 「…なんだよコレ」

惨劇が終わった後、ナルトは肩を震わせながら言った
 血だまりの地面を踏みながら、夜鐘につめよる。

夜鐘は、さっさと仮面をつけてナルトのことを見ていない



 「……おまえ…こんなやり方ッ」
     「ナルト」


 ガシッ



抗議の声を上げようとしたナルトを止めたのはサイだった。
 
  「サイ…ッ?」
「ナルト、夜鐘のやったことは間違ってないよ」
  「でもよォッ…ッ!!」

暴れだそうとするナルトを、手の力だけで制した。
 強く強く…


 まるで、締め付けるように



 (…なんか様子がおかしいってば…)




 ナルトはサイを横目で見る
強い視線がナルトを射抜き捕まえていた。



 「ちょ…ちょっとサイ!放しなさいって」

気づいたサクラに止められ、ようやくサイの手から解放された。



 「…まぁ、間違っちゃいないけどね…」
カカシは夜鐘を見据える。

 ( 暗部と普通の忍の違い…かな。ま、とんだイかれ野郎も中には居るしね…)



 「ほら、お前らー。夕暮れ時だから早めに谷を越えるぞー」

カカシはいつもの声で、ナルト達を指揮した。
 夜鐘が先頭を行き、続いてナルト、サイ、サクラ…


    「……。」

   ザクッ…

  カカシはその場に刺さったクナイを抜き、まじまじと見つめる。

 「ほんとに本物なのね、これ…」




  そう言い残すと、すぐに夜鐘達の後を追った。