二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 暗い森のサーカス ボカロ ( No.13 )
- 日時: 2011/05/08 19:34
- 名前: 猫科の犬 (ID: KrNEmkft)
- 参照: http://ugomemo.hatena.ne.jp/
第5話 楽しいサーカス
「あ!また双子の登場!」
でもさ?なんかさっきより顔が腐ってきてない?
しかも獣の近くによって大丈夫なの?
獣に近づいた双子はカナが予想していた通りに双子の腕をかみついた。
でも双子は痛みを感じないようだ。
その場から動かなかった。
あ。そうか!見せ物だもんね。
こうゆう所も痛いの我慢しなきゃッ!見世物の役にならないよね♪
そのかんでる姿に気付いたスタッフらしき人は、獣にムチを打った。
獣の方は痛みを感じるようだ。すぐにかんでる腕をはなした。
双子の腕には獣の歯形とそこからあふれだす「血」が流れ出ていた。
でも双子はそれを見てもなにもしない。
獣はムチで叩かれあちらこちらから血があふれてきていた。
そして皮がだんだん爛れてきた。
獣から「血」が出てる(笑)
双子からも出てるけど、獣の方がいっぱいでてるじゃん♪
楽しい。このサーカスは楽しいよ。
獣や双子を哀れな目で見続け顔が腐ってきてしまっている。
そして腐ってきている影響で目からは赤黒い涙がでてきている。
そう。目が溶けてきているのだ。
腐っていく顔に溶けてきている目。
なんて楽しいサーカスを見せてくれるんだろう?
双子は、わざと笑顔を見せた。
まるで僕達は、Mです。というように。
楽しい。楽しいよ!!
会場の裏。ミクがいる牢獄では、メイコが話しをしていた。
「ミク。ミクが一番ましな格好をしているのよ。なのにどうして!どうして文句をいうの!!!」
「だって!だって!!!」
メイコが叫ぶ。ミクもそれにつられて叫ぶ。
ミクの目は、目隠ししていた布をとってしまったのであらわになっている。
「だってなによ!?」
「あんなに綺麗だったミクの姿が・・・こんなになったら・・・・苦しいじゃない!」
「そんなこといったって無理なのよ。あきらめなさい」
少しの間沈黙があった。
そして小さく、震える声でミクは言う
「じゃあ。死にたい。死にたいよ。せめてここから出して。」
少し考えてメイコが思いつく。
「無理よ。そうやって誰かがいってたわ。」