二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: Bad ∞ End ∞ Night〜「さぁ始めよう」〜 ( No.144 )
日時: 2013/01/04 17:07
名前: 鏡猫 (ID: cYSZrqDn)

第3話 狂い始めた時間

数時間がたちミクが欠伸をする。それを見たがくぽが部屋へと案内する
最後に時計をみた時間は23時55分
ミクは夜更かししちゃったなと思いながらすぐに眠りについた

「ん………」

ふとミクが起きあがりここはどこだろうと不思議な顔をする
数分後、段々頭が起きてきて“昨日”あった出来事を振り返ってから窓をみた

「あれっ!?大変!本当に寝過ごしちゃった……どうしよう。がくぽさんやぐみさんもなんで起こしてくれなかったんだろ…?」

体を起こして周りをきょろきょろとしてから部屋の扉を開けようとする
そしたらミクが明ける前に勝手に扉が開いた

「あれ…?」

「あっお客様、こんな時間にどうされました?」

「え…?あ、私…寝過ごしちゃったみたいで………」

「? 何を言ってるんですか?お客様が寝てからまださほど時間はたっていませんよ」

「え?そうなの……?」

「はいっ!まだ疲れが残っているんでしょう。ゆっくりお休みなさいませ」

そういって扉を閉められる
ミクは、そのグミの言葉で納得してしまい再びベットの中へもぐる
でも次に起きてもまだ太陽は出ていない
何回も寝ているうちにとうとう眠気がこなくなり不思議に思う

「どうして……?」

“何か”がおかしいとやっと感じ始める
再び部屋の中を見渡し扉を開けようとすると又グミが最初に開ける

「お客様?どうされました…?」

「え…あ、ちょっと眠れなくて」

そういってグミを素通りし、宴をしていた部屋へと戻っていく
その後をグミが困った顔をしてついてきた
宴をしていた部屋ではリンとレンが2人でお喋りをしていた

「アレ?オ客サン。ドウシタノ?」

最初にリンが気付いて声をかける。その後にレンが後ろを振り返った

「アッ!何カ、感ジタノ……?」

2人が口に奇麗な孤を描く

「………朝がこないな……って」

それを聞いてリンとレンがイスから立ち上がりミクを誘導する

「秘密ヲ…」

「教エテアゲルヨ…?」

ミクは訳が分からずにただ連れ去られるがままの状態だ
それに気にせずに2人同時に言う

「「時計ヲ見テゴラン…☆」」

リンとレンは時計の前まで誘導してミクと目を合わせる

「…っ!?———あ…れ?」

双子の目が蒼眼から赤眼に変わる
ミクがその目を逸らして目の前にある時計を見た
時間は“23時55分”


“最後に時計をみた時間は23時55分”


「う…………そ……」

「「サァテドウデショウ…?」」

リンレンが不気味に笑い怖くなったのかミクが双子の手を無理矢理離させて離れる
そこは時計のすぐ隣でよっかかたら後ろへ引っ張られるように倒れそうになる
そこをなんとかバランスを維持して振り返りその隠された扉の部屋にあったものを見た