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二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: ココロ ボカロ ( No.23 )
- 日時: 2011/05/28 22:29
- 名前: 猫科の犬 (ID: KrNEmkft)
- 参照: http://www.youtube.com/watch?v
第3話 フシギなココロ
今までリンの身体の中でずっと止まっていた鼓動が動き出す。
鼓動が加速していく。
人間と同じはやさで加速していく。
「これが、鼓動?。ココロの鼓動?」
「そうか。これが私の望んだココロなんだね。」
なんだろう。この気持ち。
ココロを知って私は、ドキドキしてる。ワクワクしてる。
これが喜び?
そうか。これが喜び。私は今喜んでるんだ!そう!喜んでるんだよ!
嬉しいんだ。嬉しいんだよ!。楽しいんだ。楽しいんだよ!
ココロというものはなんて不思議なプログラムなんだろう。
人間は、いつもこんな喜びを感じているのかな?
「博士!レン博士!私!ココロを!知りました!!!」
返事が返って来ることはない。
「博士?」
そしてふとみつけた外にあるレンを埋めたサクラの木。
そうだ。博士は・・・。レンは死んでしまったんだ。
ココロを知ったのに、なんかつらい。苦しい。
これが悲しみ?
そうなんだよね。これが悲しみ。私は今悲しんでるんだ。そう。悲しんでる。
つらいんだ。つらいんだよ。苦しいんだ。苦しいんだよ。
ココロというものは、なんて不思議なプログラムなのだろう?
人間もこんな悲しみを感じていたんだ。
レンは、私が生まれた奇跡で喜んでたんだ。
レンは、私がココロを知らなくて悲しんでたんだ。
レンは、私の為に頑張ってたんだ。
レンは、私のことを愛してくれたんだ。
レンは、私のことを心配してくれてたんだ。
レンは・・・。
ムゲンにある人間がもつココロ。
ムゲンにあるココロのフシギ。
ムゲンにある人間がもつ感情。
ムゲンにある・・・。
「なんて深く。そして切ないものを人間は持っているんだろう。」
「博士!!!!!!!!!!!!」
「なんて私は孤独で寂しいんだろう。」
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