二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: ココロ・キセキ ボカロ ( No.29 )
日時: 2011/06/08 22:42
名前: 猫科の犬 (ID: KrNEmkft)
参照: http://www.youtube.com/watch?v

第2話 理解不能

ある日、レンはあることに気付いた。
だからそれを紙に書き留めることにした。

 ココロは永久に続くプログラム
 ただしひとつ起動条件がある
 「イノチ」という有限な土台の上でしか
 動くことが許されないようだ

「博士。紅茶モッテキマシタ。」
そこへリンがやってきた。このごろ最近、必ず3時に紅茶とおやつのセットを持ってくるのだ。
「ありがとう」
レンは、持ってきてくれた紅茶を少し飲んでから悲しげな顔でリンにそう答える。
レンは、ずっとこちらを見ているリンの瞳の中をみていた。
その中には、リンの瞳をみているレンの姿が映っている

・・・リンの瞳の中の僕は一体どんな存在・・・。

そこまでいって、言葉がきれてしまった。そう。もう時間がないのだ。
おかげで少し吐いてしまった。血と一緒に吐いてしまっていた。
「血デスカ?」
「うっうん・・・。」
心配もしなかった。まだココロを理解できていないから。

きっとこの先。僕が死んでも、心配はしてくれない・・・。

レンの瞳から涙が出てきた。
先のことを思うと、悲しくなってしょうがなかった。
「アナタハナゼ?ナイテイルノデスカ?」
「何でだろうね。なんかでてくるんだ」
リンの前では、強気だった。リンはきょとんとしていた。
「ごめん。少し外にいってくる。」
「了解シマシタ」
レンが出て行ったあとに、リンは不思議に思った。「博士は、何か隠している」そう思った。
そして机の上にある紙を見つける。
「ココロは永久に続くプログラム」



それを見てリンは思う



フシギなココロ。
博士から聞いた、喜ぶこと。
それは、楽しみ。そして嬉しいっていうこと。

フシギなココロ
博士から聞いた、悲しむこと。
それは、つらく、そして苦しいっていうこと。

ムゲンにあるココロ
博士から聞いた。
喜ぶこと。悲しむこと以外にももっとたくさん感情があるんだって。
とても私の機能では、理解できない。そう。理解不能。
今の機能ではココロというのは、私の理解を超えているんだ。