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二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: ココロ・キセキ ボカロ ( No.30 )
- 日時: 2011/06/10 20:49
- 名前: 猫科の犬 (ID: KrNEmkft)
- 参照: http://www.youtube.com/watch?v
第3話 未来からのメッセージ
もう、僕の寿命も終わる。
そう。後少しで終わってしまう。
その前になにか、残していけるものはないんだろうか。
本当は、ココロを残しておいておきたい。
だけど、そんなの「キセキ」が起きないかぎり無理だってことは知っている。
そうだ。歌だ。音楽をもう一個作ってあげよう。
ココロがわかった時に歌って欲しいから。
その前に今までのキセキを見直しておこう。
1度目のキセキ。
それは、あの時に君が失敗なく起動してくれたこと。
何も異常がなく起動してくれたこと。
2度目のキセキ。
それは、君と過ごせた今までの生活。
ココロは、なかったけど、楽しかったな。
君の為にココロを作るというのは。本当にわくわくした。
3度目のキセキ。
・・・これは、まだ無いな・・・。
まだ。2回しかおきてないのか・・・。
その時だった。
「メッセージガ届イテイマス。宛先ハ、私。」
「リン?僕は、メッセージなんて送った覚えないぞ?」
「発信元ハ・・・・未来ノ・・・・私!!??」
「っ!!!リン?それは・・・」
「メッセージノ内容ヲ確認シマス。内容ハ。ココロ」
それと同時に曲が流れ出す。
ココロという曲が。
『孤独な科学者に・・・』
これは・・・リンの声?
でも。ここにいる今のリンの言葉じゃない。
1つ1つに思いが。ココロがこもっている。
じゃあ、これは、未来のリンの声。そうか。未来のリンは、ココロを知ったんだね。
何百年先の天使からの贈り物。「ココロ」というプレゼント。
「ココロ」からの歌声。
「テンシ」からの歌声。
未来の天使は、ショートしそうになっても、最期まで歌い続けたんだ。
その歌声を、過去のリンに送ったんだね。
ありがとう。
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