二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 悪食娘コンチータ ボカロ小説 ( No.92 )
日時: 2012/02/11 21:21
名前: 鏡猫 (ID: cHwZ8QFd)

第2話 頭の悪い召使

時刻は、約10時。バニカ様の晩餐は終わる気配はない。
しかし、どんどんコックの作るスピードが遅くなってきている。
もし、コックが作るのをやめてしまったらバニカ様はどうするのだろうか。
もう少し作るのを速まらせなくてはいけない。
少しだけメイドにバニカ様の事をまかせよう。
僕は、バニカ様の元をそっと離れた。そしてメイドにそっと耳打ち。

「コックの様子を見てきます。」

そういってから僕はキッチンへ向かった。
そこにはぐったりとしているコックの姿がある。

「何をしている?速く料理をつくりなさい。」

「材料がないんです。後もう少しでなくなりそうなんです。」

「だったら速く知らせろといつもいってるじゃないか。残りの材料でなんでもいいから作っておけ。」

「いや、でもそれjy「はやく作れ。」「はいぃぃぃ!!」

まったく。
どのコックも弱音ばかりはいてやがる。
ちゃんと毎日休憩なしに働ける奴はいないのか?

僕は、キッチンにある扉から外にでた。
外には、キノコや果実、野菜や雑草。毒などいろいろな食材がある。
それを丁寧に1つ1つつんでいく。
せっかくの食材だ。傷をつけてしまっては、バニカ様の口にもあわないだろう。
手いっぱいに食材をつんだ僕はまたキッチンへ戻った。
そこではコックが皿に料理を盛っている所だった。
僕は、手いっぱいになった料理をテーブルの上に置く。
この作業を何回か続けた。
テーブルいっぱいに食材が乗ったのを見てこれくらいで当分は足りるだろう、と思い、バニカ様の所へもどった。