二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 悪食娘コンチータ ボカロ小説 ( No.94 )
日時: 2012/02/23 22:37
名前: 鏡猫 (ID: lL8RIxSj)
参照: 受験終わった!!

第4話 うだつの上がらないコック

バニカの前のテーブルには、たくさんの料理の数々が並んでいる。
それも吐き気がするような食材ばかりだった。

数時間前のこと・・・


メイドと、召使がバニカの近くにいる時のことだった。
扉が開く音がする。それも、キッチンの方の扉が。
今キッチンには、コックしかいない。
そう考えると、コックがキッチンから出て来たのだろう。
料理を運びに来たのだろうか。

「あ、あの・・・」

コックがバニカに話しかける。手には何も持っていない・
バニカは、この先何をいうのか予測していたように不敵な笑みを浮かべコックの方を見た。

「何?どうかしたの?コックさん。」






「そろそろお暇をもらえませんか?」





今年に入って15人目のコックがそういうと、バニカの後ろにいた召使とメイドも不敵な笑みを浮かべ、キッチンの方へ向かった。

「そうね、あなたもかなり頑張ってくれたものね。いいわ。これからずっと休ませてあげる。」

「ほ、本当ですか!?ありがとうございます!!あぁやっと家族の元へ帰れる。」

その時、コックの後ろから袋と縄を持った召使とメイドが近づいてきた。
コックが後ろを振り向くと同時に召使は、袋をコックにかぶせた

「な、なにをするんだ!」

「今から、あなたを料理するんですよ。」

袋をかぶさられたコックは、袋の中でもがきながら叫ぶ

「え?休みを・・・休みをもらえるんじゃないのか!?」

今度は、メイドが袋の口を持っている縄で縛り上げた。

「そうだよ、コックさん。コックさんはこの先永遠に休むことが出来るの。」





「「バニカ様のお腹の中で、ね?」」





「うわぁぁぁぁあああああああ!!!」

コックは、それでも必死にもがくがメイドが縄できつくしばっており、なかなかほどけない。
もし、ほどけたとしてもここからは出られないだろう。

「そういえば、このコックには、家族がいたわね?その家族も一緒にあわせてあげましょう。」

「はい、バニカ様。」「今すぐに連れてきます。」

召使は、すぐに身支度を整え、外へ食材の調達へ向かった。
メイドは、袋をひきずりながらキッチンへ向かう。
バニカは、テーブルの上に残っているものを食べて行った。



そして、現在にいたる。
そう、今テーブルの上に乗っているのは全て人の肉や髪なのだ。
それも、コックに関係してる人達の肉や髪。
ワイングラスには、赤黒い液体がたっぷりと入っている。
たぶん、これは人の血だろうと思われる。
そのほかいろいろな食材が並べられていた。

バニカが、ほとんど食い終わらせてしまった時に一言いった。

















「ちょっと、そこの召使さん、貴方はどんな味がするかしら?」

















「バニカ様の望むように。」









〜夕食のメニュー〜
・シェフが気まぐれサラダ
・細長いパスタ、とにかく細長い
・(大人の都合により閲覧できません)の盛り合わせ
・泥まみれガレット RR風味
・血のように赤いワイン、というか血
・(大人の都合により閲覧できません)のスープ
・(大人の都合により閲覧できません)
・(大人の都合により閲覧できません)
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・(大人の都合により閲覧できません)
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